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50代・行政書士副業開業の記録(18)~続・日本語ボランティア~

日本語ボランティアに参加して数回。なかなか発見が多い。
金曜日の午前に90分。仕事前には決して楽ではないが、
異文化になじむ貴重な機会と感じている。

イスラム教の人の入国が増えている。
岐阜にも岐阜大学の近くに大きなモスクがあるそうで。

この日は20代のイスラム教の男性。
「昨日のお昼は何を食べましたか」
「ラマダン(断食)なので何も食べていません」

なかなか面白い。いちいち驚いていても仕方ないが、どういう時間に何を食べたかを尋ねるなどして会話が続いていく。こちらが勉強になる部分もかなり多い。60~90分続けると脳がフル回転したように思え(同時通訳的なことをしているからかも)、かなり疲労を感じるが、相当充実した時間になっているのも事実。

これまでもセネガル、フィリピン、パキスタン、ナイジェリアの主に若者を担当。これだけでもなかなかない機会である。

繰り返しになるが、これはまさに近未来の日本である。人手不足に伴い、外国人を入れざるを得ない状況である。できる限り日本になじんでもらうしかない。

政府の方針は報道で出ていた。技能実習生の制度が変更されるようだが、特定技能の2号(子どもと暮らせる)は2023年末でわずか十数名。これは、少なくとも今はかなりハードルが高いといえる。

「短期(5年まで)の労働力は欲しいが、定住してほしくはない。」
「もし定住したいのなら、たくさん稼ぐか、しっかり日本語を学んでくれ。」というのが本音のようだ。

介護、鉄道、建設、運送なども外国人頼みになってくる。これは好むと好まざるに関わらず、近い将来確実に訪れる状況である。少し心配にはなるが、人間はそれなりに適応していくはずである。自分で変えられないことは仕方がない。慣れて行動していくしかないのである。
ずいぶん異なる国になりそうだが、200年前、100年前と今もかなり異なるはず。
変化を楽しめるようでありたい。



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