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植松京子と独自の生命体とプロセス

植松京子(Kyoko Uematsu) と独自の生命体を描く

植松京子(Kyoko Uematsu /日本のアーティスト-平面)
群馬のスタジオを拠点にグローバルに活動を進める。

(註)作品には、かなりのテクスチャ(凹凸)がありますので、ギャラリー等で現物を見ることができると、より明確に解釈することができるでしょう。そして、植松さんからは、作品のオンラインで購入の相談にも対応してくれるそうです。

その画法については?

「私の描き方は、最初は余分な計画をすべて排除し、「野性」となることで生まれる行為がまず最初にあります。その中で激しく絵の具を重ねることもありますし、踊ったり、叫んだり、自分自身が一般的な作為からは遠い、野性の一人となることで、自然に生まれるものが前半にあります。その途中で、目とか、耳とか、動物の存在を感じ始め、だんだんと主役を決めていき、最後の方は意識的に【主役】とそのエネルギーや可能性を描いています。」

(註)よく映像を見て頂きたい、ただ、フィーリングでただ絵の具を投げてる訳ではないのだ。例えば、Jackson Pollock達のアクション・ペインティングとは異なるのだ。

野性→発見(出会い)→意識的に描く

「途中でやってることが変わる訳です。」

野性→発見(出会い)→意識的に描き進める。

そして、この1つが欠けても植松京子氏の絵ではないと言う。確かに、そのプロセスが、無ければ、いわゆる抽象・アクション・ペインティングと呼ばれる、従来型の絵画となるのだろう。

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この画法は、相当なスタンスがいるのでしょうね?

植松京子氏は、「10年間一度も【楽しい】と思ったことが無いと言う。   よく、制作をシーンを見て、「楽しそう」と言われるのは勝手な思い込みです。
そして、これがそれに抗議する動画です。」

I've never enjoyed painting for ten years.10年間絵を描くことを楽しんだことは一度もありません。 - YouTube

ライブペイント

「動物の純粋なエネルギーを翻訳したもの、人間も同様のエネルギーを持っていることを関連づけている。」-植松京子

個展

2017:SICF winners show / Spiral - Toky            2017:Uematsu Kyoko's tale / Modern Art Museum, Shanghai -上海
2019:Life as present / L'Arbre à Plumes - Brussels, ベルギー

他にも、グローバルに多くの展示がある・・

受賞

2016:A Prize by Zhang Xi from Halcyon gallery- First- Tokyo, 日本

感性と、その表象に本気の姿勢なアーティストだ。今後が楽しみな若手のアーティストだ。
ご健闘・ご活躍をお祈りしたい・・

次回は、植松京子:そのコンテンツを探る、に続きます。

#植松京子 #現代アート #パフォーマンス #独自の生命体 #テクスチャ #野性・発見・意識的に描く

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