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クリスティン・オッペンハイムのサウンドインスタレーション

クリスティン・オッペンハイムのサウンドインスタレーション

クリスティン・オッペンハイムと作品
クリスティン・オッペンハイム(Kristin Oppenheim,1959- /ニューヨークの画家、映像・サウンドアーティスト、そして、サウンドインスタレーション、パフォーマンス)
クリスティン・オッペンハイムのインスタレーション作品は、音と視覚の融合、そして時間と記憶の関係を探求している。

以下の画像から、Kristin Oppenheimのサイトにリンクされています。

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クリスティン・オッペンハイムは、ループで演奏される曲をフィーチャー(feature)することにより、個人および集合的記憶にアピールする。そして、声が近づき、五感を研ぎ澄まし、優しい温もりに包み込む・・・
また、声の空間化と残響により、距離を確認し、空間を認識する。
私たち、スクリーンを観る側のリスニングは、音が空間に刻まれている方法によって条件付けられる。

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Kristin Oppenheim 

心に残る声を明らかに

もう少し付け加えると、展示スペースを飽和させる繰り返しパターンに層状にねじられ、声の振動、声の間の前後のシフト、呼吸のようなリズムを通して、表面に原始的な感覚をもたらし、音の触覚特性を再発見する。
身体は、透過性で受容性のある有機体なのだ。
その身体がこの無地の飾られていない歌を空の空間に投影している。
彼女の幅広い感性は、メロディーの使用より心に響く、歌うことで、私たちの、身体の奥深くに埋もれている、心に残るボーカル(声)を明らかにしようとしているか、のようだ。  

アートワーク-Kristin Oppenheim

1990年代初頭以来、第45回 - 第46回ヴェネツィアビエンナーレを含む世界中の有名な現代アートの組織体に出展してきた。
ホイットニー美術館(ニューヨーク)、MACBA(Museu d'Art Contemporani de Barcelona/バルセロナ現代美術館)、サンフランシスコ近代美術館(San Francisco Museum of Modern Art/SF MoMA)、ポンピドゥーセンター(Paris)。

彼女の個展には、MAMCO(ジュネーブの現代美術館)での「Kristin Oppenheim」など、実に多数ある。

Night Run

Kristin Oppenheim – Night Run

Kristin Oppenheim  - Night Run: Three Early Works - Curated by Reece Cox

2021年春期、オッペンハイムは、1992年から1995年の間に録音された、彼女の初期のサウンド作品の最初のコレクションをフィーチャーしたレコードである「Night Run」をリリースした。
Kristin Oppenheim - Night Run - Sail On Sailor

そして、
2021年、オッペンハイムの作品 「Sail on Sailor 」は、 "Breathing one's Breath”(息を吸う)の一環として、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ・アルル財団で展示。


2022年、「Hey Joe」は、展示会「ラ・カンデラリア」でスペインのタラゴナにある美術館で展示。
 彼女の次のレコードは・・・「Voice Fill My Head」(声が私の頭を埋める) 2022.6

以下の画像から、「Voice Fill My Head」のサイトにリンクされています。

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(註)1993年から1999年にブルックリンのスタジオで録音されたVoices Fill My Headは、アーティストの声だけで構成された8つの作品をフィーチャーしている。

オッペンハイムのアートワークは、多くの展示実績があり、21世紀型の現代アートの方向性の1つとして、これからも楽しみなアートだ。サウンドと、いわゆるインスタレーション、映像の閾はない・・・
そして、観る側の極(視点)に、そのサウンド・インスタレーションは、深く触れ、気持ちが不思議な落ち着きを保つ・・

この先、いくつかのKristin Oppenheimの作品をピックアップしてみたいと存じます。

#クリスティン・オッペンハイム #サウンドインスタレーション #現代アート #パフォーマンス #映像 #インスタレーション

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