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(今日のART)「ヴァイオリンを弾く死神といる自画像」: アルノルト・ベックリン

「ヴァイオリンを弾く死神といる自画像」(Self-Portrait with Death Playing the Fiddle): アルノルト・ベックリン

「ヴァイオリンを弾く死神といる自画像」(1871-74年/75×61cm)- ベルリン美術館(Staatliche Museen zu Berlin)
キャンパスに油彩

Staatliche Museen zu Berlin

骸骨、つまり死神がG線、4本の弦の左端に張られた一番太い弦のみを張ったヴァイオリンを奏でて、画家は絵筆を持つ手を止めて、それに耳を傾けている。
作品が描かれたのは1871年、ドイツのヴァイオリニストのヴイルヘルミ(1845-1908)が、バッハ(1685-1750)が作曲した原曲を、G線だけでも弾けるように編曲したことで広く知られ親しまれる曲となった経緯の 「G線上のアリア」、そのG線上のアリア」は、葬送や追悼に演奏されることが多い。

アルノルト・ベックリン(Arnold Böcklin)

アルノルト・ベックリン(Arnold Böcklin, 1827 - 1901/スイス出身の象徴主義の画家)
アルノルト・ベックリンをはじめとする象徴主義の画家は、文学、神話、聖書などを題材に、想像の世界を画面に表象しようとする。ベックリンはこうした象徴主義・世紀末芸術の代表的画家の1人であり、世紀末絵画に類する作品を多く描いている。

次回からも、ランダムになりますが、アルノルト・ベックリンの作品のコラムが続きます。お時間の許す折に・・

 #アルノルト・ベックリン #Arnold_Bocklin #芸術における死 #象徴主義 #世紀末芸術 #ヴァイオリンを弾く死神といる自画像  

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