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#2020年秋の美術・芸術!コンテスト- 芸術の秋🍁

#2020年秋の美術・芸術 !コンテスト-中間のご報告として、基本は、ほぼ時系列に(多少の順不動お許しください)、応募いただいた作品を、1作品ごとに、ご紹介とコメントとしての評を入れさせていただき掲載させて頂きます。まずは、ご応募ありがとうございます。また、これから、応募ご希望の方も、個々の多様な、、ご自分の視点で、気軽にご応募くださいませ。

・芸術の秋🍁
ぱに子さま 応募ありがとうございます。

(評)筆者は、ラッセンの展示会に行かれ、率直に、ご自身の感銘なさったお気持ちを、文章として表現されている。
癒されるマリンアート、それは、スーパーリアリズム的な幻想的な夜の海とイルカ・・そういった世界が、ラッセンの表象だ。
ご自身の思考に合った、アートに触れて、その感激が伝わってくる。美術の秋、そして、好みのアートに触れて、誰しも、そうだが、筆者のお気持ちとして強い感性からテンションも上がる、その純粋な気持ちは、何より大切な表象から得る感性の基本(極)と感じるのだ。
これを機会に、今度もたくさんのアートに触れて、その見る側の楽しさを感じて頂きたいと存じております。作品に触れて感激するのお気持ちは、筆者の感受性を感じるし、その楽しさは、読者も私も同様です。
ご応募ありがとうございます。

(註)クリスチャン・リース・ラッセン(Christian Riese Lassen、1956 - /ハワイ,アメリカ合衆国-サーファーから画家・作家)
ここへの記述は一般論として、受け取ってください。ラッセンの評価ではありませんので。
そのラッセンだが、
・いわゆる癒される「マリンアート」なのか・・
・アウトサイダー・アートのエリアで考えるべきか?(その商法までも考えて)

(追記)ラッセンについて、以下は、応募者のエッセイとは関連なく、こんな情報もある、その1つとして、受け取って頂きたい。
日本で言えば、いわゆるバブル期に、スーパーリアリズム的な絵画で一世を風靡(ふうび)したクリスチャン・ラッセンだ。
ラッセンについて考えることは、人とアートとの関係性を再認識し、現代アートの課題を摘出する、多くの有識者によるレポート(美術批評)が当時から、存在するのだ。それは、社会学、都市論、精神論・・・多様な角度から、推敲されている。

・美術界が、ラッセンを無視する訳は、いわゆる純粋アート世界からは、インテリア・アートとしての次元で捉えられている。
そこには、その商法もあるだろう。そして、その絵画には、作者のコンセプトがない、また、キッチュ(Kitsch)であり、ある意味、販売目的の視点とも言われる。それは、ヒロ・ヤマガタ等にとっても同様な評価だろう。

その有識者のラッセンへの評価は、マーク・マッカイ (Mark Mackay)、ロバート・ネルソン(Robert Lyn Nelson)どちらも、海洋野生生物の画業の第一人者だ。その模倣が、クリスチャン・ラッセンという事もよいく言われる。それは、扱うモチーフまで同じだ、影響を受けたと言えれる範囲ではないようにも言われるが、どうだろう? 検索エンジンで、ご覧になると、それぞれの視点で、理解出来るかも知れない。
ラッセンへの評価は、果たして、キッチュ(Kitsch)なアートだけだろうか?
ただ、もしかしたら、1番の被害者はラッセンかも知れない。

その商法とは、日本のバブル期には、デパート等で自宅用に絵画やインテリア・アートを求める時代となった。
その時期から、地方都市での巡回を行う、それらを販売する会社等が存在すが、その接客商法が、今までに多くの問題点を抱えている。ただ、観るものが、その絵に価値を抱いて、納得して、数十万、数百万の支払いをするのなら理解はできるのだ。
それは、1作品を数100枚、いや、1000枚単位で印刷する大量生産のポスターでもだ。

そして、ラッセンは、ハワイの工房に100人以上のスタッフを雇って作品を制作しているのだ、それは、ウォーホルや多くの現代アートの作家が行ってるロジックだ。その公式サイトでの肩書きは画家、詩人、作家、音楽家とあるが、それも本人の見識で問題はない筈だ。
そして、1990年には、シービジョン財団を設立し、早期からの環境保護運動も行っている。
ただ、そのラッセンには、多くのファンもいるが、アンチファンも多い事も確かだろう。
美術の価値は、観る者のご自身の価値によるのだろう。
繰り返すが、こういった議論で、1番の被害者はラッセンかも知れない・・

(参考文献)「ラッセンとは何だったのか?――消費とアートを越えた「先」」(フィルムアート社)、「週刊文春」1994年12月1日号「一枚八十万円『高級ポスター』バカ売れの裏側」…他

(今後のお知らせ)
このコンテスト #2020年秋の美術・芸術  は、コンテストの形式として、3名の入選はございますが、ある意味、ドクメンタ(カッセル/ドイツ-一人のディレクターによるキュレーション)の展示会ように賞はございません。そして、主催者は、多くの企画をされている秋氏のデレクションと、私(artoday)のコメント(評)で構成されております。         
それは、「そもそも美術エッセイは発表の場すらない」という視点や、小生(artoday)の、もっと、身近に気軽に、美術、芸術の裾野の広がりを願っての事でもございます。この間は、私のアート系コラムをランダムに、連載致しますが、入稿があり次第、応募作品にシフト致します。
どうぞ、気軽に日常のことで、思いつかれた事を応募なさって下さいませ。(註) #2020年秋の美術・芸術  は全角ですので、よろしくお願い致します。


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