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(今日の一枚)バカリ夫人の傷のある肖像画、それは・・

バカリ夫人の傷のある肖像画-1957年-Hashem El Madani
「この写真の傷は、深い愛情だったのだろうか。」
撮影は、写真家ハシェム・エル・マダニ(Hashem El Madani,1928 – 2017レバノンの写真家/写真館経営)
バカリ夫人は、夫が不在だった時に、写真家マダニの写真館のスタジオに行った。
そして、彼女は、2枚のポートレートを撮ってもらった。
1枚は非常にファンタジックな写真で、そして、もう1枚はこれだ。

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バカリ夫人の傷のある肖像画-Hashem El Madani/1957年

これは、1957年当時の現代女性の姿だ。頭が覆われておらず、白いブラウスと黒いスカートを着ている。
彼女はカメラのレンズに目を向けていない、それは、このシチュエーションに慣れてはいなかったのだ。
そして、彼女はどこに手を置くべきかわからなかった。

写真家のマダニの説明によると、彼女の夫バカリは、嫉妬深い男であり、彼女を一人で家から出させなかった。
バカリは、他の人が彼女を見るのを我慢できなかったのだ。
バカリは妻が何をしたかを知ったとき、すぐに写真館スタジオに行き、マダニにネガを破壊するように要求した。
写真家マダニは、それを拒否したが、代わりにピンでそれらを引っ掻くことには仕方なく同意した。

それから、数年後、バカリは写真館に、またやって来た。
バカリの、あの写真の妻は、彼から逃れるため、焼身自殺をしたのだ。
彼は、写真家のマダニに、引っかき傷のあるネガからプリントを作るように頼んだ。
彼は、どうしても、もう一度、彼女を見たかったのだ・・・

ハラーム規定で写真に写ることは、「池を見たときにの顔の反射と同じである」という規定でよいそうだ。(サウジアラビア)
(追記)この写真(プリント)を最初に見たのは、TATE Modern(London)で、確か?2011年頃だった。その時、私は、傷の作為が実に疑問だった・・

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TATE Modern - artoday

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