#2 デレク・ジャーマン監督- 苦悩の映像
デレク・ジャーマン(Derek Jarman、1942 - 1994 UK)
イギリスの映画監督、アーティスト、ガーディナー(園芸家)。
Fig.カラヴァッジオ (Caravaggio)-1986
Derek Jarman 監督-略歴
ロンドン大学キングス・カレッジで美術を学ぶ。
そして、映画監督ケン・ラッセルのもとで美術スタッフを務め、
"In the Shadow of the Sun" (スーパー8)で映画監督としてデビューした。
当時は、インディーズ映画として、この技術的な手法はよく使われた。それは、16mmフィルムでの製作は、膨大な費用を時間が掛かるからだ。
デレク・ジャーマンは、多くのミュージッククリップでの映像は著名だ。
1986年、カラヴァッジオ (Caravaggio)監督・脚本:ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオの創作映画。画家カラヴァッジオがイタリアの質素な部屋に鉛毒による死を待ちながら、過去の回想を行う・・
1990年、The Garden-LGBTとキリスト教との関係性(エデンの園との比較)-セクション28に対するアンチな映像である、チャンネル4(BBC)-映像。
1991年、エドワードII (Edward II):原作はクリストファー・マーロウの戯曲
1993年、ウィトゲンシュタイン (Wittgenstein):哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの伝記的な脚本に創作を入れる。テリー・イーグルトン(哲学者)の脚本
この辺りの作品には、LGBTの苦悩がでている・・
1993年、BLUE ブルー(Derek Jarman's Blue)は、自らの病エイズ(AIDS-HIVによって体の免疫力が低下)をテーマとした。製作は、死の前年だ。そして、ブルー、一色にサウンドのみだ、それは・・・
1994年2月19日に、ロンドンで死去、52才だった。
デレク・ジャーマンの末期は、語り尽くせない程、辛いものだっただろう、それは、ガーデニングとしての表象にも現れている。
Fig.デレク・ジャーマンの庭(Derek JarmanーGarden):死に近づく間、原子力発電所のすぐ近くの家の周辺につくり続けた廃墟のような石の庭。
Derek Jarman | TateShots
Derek Jarman's Blue
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