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(今日のアート)マイ=トゥ・ペレとフェミニズム作品「The Family」

マイ=トゥ・ペレとフェミニズム作品「The Family」-2007

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Mai=thu Perret -The Family - 2007 (cc)
素材:ワイヤー製のフィギュア、張り子 / 170 x 250 x 160 cm

マイ=トゥ・ペレ(Mai=thu Perret,1976- /スイス- アーティスト)は、ジュネーブ生まれのベトナム系のスイス人アーティスト。
マイ-トゥ・ペレの作品は、フェミニズム (男女平等社会)の政治と文学のテキスト、工芸品、20世紀の前衛的な美学を組み合わせた、インスタレーションが、ベースに構成されるパフォーマンスだ。そして、これらは、実に学際的(知の共有)に構成されている。

この“The Family - 2007”からの流れで、2017年には、Mai-Thu Perret: Féminaire(女性)-David Kordansky Gallery(Los Angeles) も制作されている。

・主なワーク-Mai-thu Perret
1999年以降、マイ-トゥ・ペレは、「The Crystal Frontier」(クリスタルフロンティア/ニューメキシコでの、亡命した架空の女性グループの生活と仕事の記録)というプロジェクト(物語)に取り組んでいる。
プロジェクトは、映画、パフォーマンス、執筆、遺物、彫刻など、すべて架空のコミューンの女性によって制作された様々な表象だ。

マイ-トゥ・ペレの作品は、MoMA(ニューヨーク近代美術館)、サンフランシスコ近代美術館(San Francisco Museum of Modern Art)ほか、グローバルに収蔵展示されている。今後が楽しみな作家だ。

(註)ユニセフの調査では、世界で、初等教育を受けられない子どもの約53%が女の子だ。 開発途上国、そして、紛争地・被災地の識字率が低く、15歳から24歳の若者のうち読み書きができない人の割合はそれぞれ60-70%であり、その中でも女性の識字率は、なおも低いと言われている。(ただ、そのサンプリング方法はわからないが・・)
明日は、桃のお節句なのに、辛い話だ。

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