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アート系マンガ:ZuoMaとテーマ

アート系マンガ:ZuoMaと、そのテーマ

ZuoMa(ZuoJian,1983- /中国生まれの漫画家・イラストレーター・現代アーティスト)

ZuoMaは、中国の現代アートにおけるシーンで最も重要な漫画家の1人と見なされている。
その作品は、夢と現実の間の脆弱な境界、そして、著者ZuoMaのすべての作品において繰り返し、そのテーマに言及している。

ZuoMaのテーマは、短いグラフィック小説で形成されている。
例えば、
・・・田舎のおばあちゃんを訪ねて、古代にいることに気づく・・・
その世界を、彼が理解するのは難しい。長い散歩の中で、夢と古い思い出が再び蘇り、それらの場所は新しい感覚を獲得しているのだろう…

(註)Top画像は、窓から除く、漫画家のシャオジュン(Xiao Jun)との愛犬ニウニウ(Niu Niu)

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NIGHTBUS-035のコピー

by ZuoMa

略歴とアートワーク
1983年、湖北省の郊外で生まれる。
2005年、彼は北京ファッションテクノロジー研究所を卒業。
2007年、フランスの出版社Xiao Panは、ZuoMaの Le Repos dela Baleine(クジラの休息)を出版した。
2013年、ZuoMaは中国で彼の漫画Walkを公開した。
2018年5月-7月、Entre chien et loup(Corneliusによってフランスで公開された)とNightBusをリリースしている。
2019年、イタリアツアー(Night Bus展示)。それは、 BAOによってイタリアで2018出版されている。また、彼は、雑誌Special Comix、Strapazin、GQに寄稿している。

現代アートのエリアに結びつくマンガ(グラフィックでのショートストーリー)だろう。日本の風景の様相も見える、そこに、つげ義春を思い出す。 ただ、そのつげ義春氏は、水木しげる氏のもとで働いており、また、その、つげ義春のコンテンツには、例えば、井伏鱒二の文脈が流れているように感じる。イメージと文化とは、そういうモノだろう。

そう言った日本の作家の影響も多少は、あるかも知れないが、それとも異なり、独特のZuoMaの世界が流れている。そこにあるのは、現代社会の隠喩かも知れない・・そして、このZuo Ma氏の世界は、現代アートのエリアを走り始めている。今後が楽しみな作家だ。

この後に、”ZuoMa:消えゆくチャイナの思い出(CATBOYから)”のコラムに続きます。お時間の許す折に・・・

#アート系マンガ #現代アート #ZuoMa


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