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画家・ペーの日記
2022年9月27日 12:23
円空という人がすごいと感じるのは、仏教の精神で人々のために仏を彫りながら、それが、どこをどうとっても円空にしか彫れない仏像だったということだ。芸術の極まで突き詰める道もある。また、他者のために尽くす道もある。信仰という観点からして、円空にとっては仏彫は手段であり、その先に願う平穏な世界があった。その仏は、自分だけが見える仏であっていい。奈良の大仏なんて模倣しなくてもいいのだ。自分だけに見