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前半 「秋田県一人旅」 後半 探求文庫番外編 『祈りとギフト。古い記憶の浄化』

前半 「秋田県一人旅」 

「大島さんってスナフキンみたいね」

と、知り合いに言われたんだけど、確かによくまあ、我ながらあちこちふらふらと、気ままに旅して全国津々浦々と出没してます。

で、今回もまた、11月19日〜3泊4日で、秋田県へ行ってきました。

最近はリトリートや、仲間との「旅の共有」もテーマなので、一人ばっかりってわけじゃないんですが、今回は完全に一人旅。

しかも、僕は実は全都道府県で、ほとんどの県に行ってますが、実は秋田は初なんです。

通過、くらいはしたことあります。十和田から住所として秋田県を通った。でも滞在し、寝泊まりはなかった。

旅の詳しい様子は、こちらのYoutube動画にまとめてあります。

11時半に秋田空港に着き、そこからレンタカーを走らせ、男鹿半島の「赤神神社・五社堂」へ行った。

男鹿半島はナマハゲ発祥の地であり、「鬼」の伝説がある土地。

封印されたものが、たくさんある場所です。

日本海の荒波!

その日はもう夕方になってきたので、北上し、白上温泉ホテルへ一泊。温泉三昧。

食事も美味しく、スタッフの方も親切でした。もちろん温泉も最高!

翌朝、白神山地の原生林の中をドライブして、行きたかった遺跡へ向かうと、なんと「休館」とのこと…。

ふと気になって、もっと奥地にある遺跡なども調べると、11月中旬で「冬季閉鎖」とのこと…。

秋田市にある、とある「教会」にも行く予定だったけど、そちらも冬季で見学は春までお休み…。

これから旅へ向かうあなたへ伝えたいことがあります。

下調べって大事です(涙)

まあ、起こることはすべて最善。

車を走らせ、田沢湖へ向かいました。

日本一水深の深い湖。420メートルの深さって…。

ちなみに、この辺りの「仙北市」という市の名前に、不思議なシンクロニシティがあった。

動画でも話したけど、数日前に夢の中で「仙北くん」という珍しい名前の、高校の頃の同級生に会っておしゃべりする夢を見たのです。

高校生の頃は仲がよかったけど、僕が東京に来てからは一度も連絡も取ったことないし、思い出したこともほとんどない。だから夢に出てきた時はすごく不思議で、目が覚めた時に、

「……なんで仙北が……??」

と違和感満載。なんて思ってたら、なんとこの地名が仙北市だった…。

へー、だからなに? って話ですが、こういうシンクロがあるってことは、自分にとってここはすごく意味がある、ということかなと思います。

田沢湖レストハウスでランチ。「比内地鶏の親子丼セット」。ぷりぷりの歯応えで美味しかったです。
ちなみに本当は汁は稲庭うどんなんだけど、うどん麺はパスして汁のみにしました。

その後は「抱返り渓谷」へ。

抱返神社も、とても神秘的。黄金色の銀杏の落ち葉の中でぼうっとしているだけで、不思議な気持ちになり、心の旅に飛んでいきそうでした。

渓谷沿いにしばらく歩くと「回顧の滝」

絶景でした。ただし、行くまでにけっこう怖い場所もありましたね。トンネル、揺れる橋、そして、熊出没時期に誰もいない山を歩くって、スリルあります。

その日は、車で30分ほどの距離にある角館(かくのだて)という町の宿に。

お宿の猫さん
夜はお隣の居酒屋。右の料理は郷土料理の「はたはた寿司」

こちらは宿併設の温泉があり、サウナもあって、冷たい水風呂で何度も調えました。
(偶然ですが、友人の友人が経営してる宿でした!おすすめです)

翌朝。天気も良かったので、玉川温泉とか、乳頭温泉のような山奥へ攻めようかと思ってましたが、なにかむずむずとする。そして、こう感じる…。

(田沢湖へ、行った方がいい気がする…)

せっかくの旅です。初めの秋田県。だからなおさら、いろんな新しいものを見たい。

でも、なぜか無性に気になる…。

この前の山口県の旅でも、翌日も同じ場所に行くとか、そういう感覚が湧き上がることがあるんですよね…。

はてさて、困ったぞと思いながら、なんとなくGoogleマップを眺めてみると、田沢湖周辺にたくさんの小さな神社があると気づく。

しかも変わった名前の神社が多い…。

変わった名前の神社は、僕の経験上、「古代の名残」であり、そこには大和朝廷(天皇家)とは違う、縄文と呼ばれた時代からの人々と、その神と、祈りの場だったということが多い。

湖の周りに、です。昨日も感じたけど、湖自体が「御神体」であり、それに対する呪術的な封印を感じた。実際に調べると「アラハバキ」という名前が出てくる。

荒脛巾(あらはばき)は、謎の神となっているけど、おそらくは原住の日本の民の信仰のようなもの。それを、この地を支配した大和が封印した。しかし、完全に消し去ることはできず、土着の神として、細々と名前だけ残ってる。東北地方にはちょいちょいこの名前が現れる。

田沢湖周辺の小さな神社たちは、何かあるなと直感し、とにかく向かうことにした。

その辺の様子は秋田旅後半の動画で詳しく撮影したので、神社の説明ははしょります。

今年は熊さん情報が多い。なんとか上手く共存できないものか?山を荒らし、針葉樹ばかり植えた人間の所業のツケなんだけど。

詳しくはこちらの動画にて。

それから湖を車で一周した。前日も「一周した方がいいかも…」と感じたけど、ぶっちゃけめんどくさくて走らなかった。

(あー、こういうの久々だなぁ)と感じながら、神社を巡り、湖を一周した。

田沢湖名物「みそたんぽ」を食べる。ほぼ五平餅でしたが(笑)美味しかったです。

気分は「パシリ」です。でも、このパシリを授かるのは光栄なので、喜んでやらせていたくことにした。

その後、唐松神社という、これまたいわく付きの神社へ行った。

こちらは下調べしてあった。

というか、だいぶ前から知っていて、いつか訪れたいと思っていた場所。

古代豪族「物部氏」の神社だけど、そもそも物部といえば、古墳時代〜奈良時代に、大和の実権を握る豪族として有名。

それが、いわゆる「丁未の乱」と呼ばれる、蘇我氏との神仏戦争畿内の戦に敗れて、東北に落ち延びたとか。そして東北物部氏になったという話ですが、実はもともと東北は出雲族などの、大和とは違う、古代から日本にいた勢力が生き延びていて、合流したとかしないとか…。

僕は「物部氏の謎をめぐる旅」ってほどおおげさじゃないけど、一時期はけっこうその史跡を巡り、不思議なシンクロや因縁を感じた。縁があるのだと思う。

後編の動画で話していますが、ここで久々に「エネルギー酔い」というか、神社“あたり”で、立っていられなくなりました。久々です、こういうの。

あ、これは「みんなそうなる」ってことじゃなくて、僕にとって、今回そうだった、というだけです。

一気に内側の余分なエネルギーがごっそり抜けて、一時的にふらふらになる。でも、それと同時にどんどん新しい情報が入ってくるので、肉体が処理に追いつかなくなる、みたいな感覚です。

でも、ここは歴史好きや古代史好きにはたまらないだけでなく、来てみるといいですよ。とても気持ちいい場所です。美しい神社です。

その後、元宮へ参拝。10分ほど山道を登りますが、そんな険しくないので、来れる人は登ることをお勧めします。

中にも入れます。とても静かで、心落ち着けるには良い場所です。

まだ15時で、時間は早かったけど、とても疲れたので、この日はこれで秋田巡りを切り上げて、秋田駅近くのお宿へチェックイン。

夜は居酒屋へ。秋田グルメを堪能。

男鹿半島で水揚げされた「イワシ」のお造り。
大好物の「焼きおにぎり」と、秋田名物「いぶりがっこ」。

秋田満喫。また次こそは山奥の温泉地や縄文遺跡を訪れたい。

さて、ここからは「探求クラブ」限定記事です。実際、この旅は僕にとってなんだったのか?

その前にお知らせをさせてください。11月27日(月)Kindleにて新刊出版です!

なんにもしないが教えてくれる。


後半 「探求文庫」番外編 『祈りとギフト。古い記憶の浄化』

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