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良質な文章を書くための3つのテンプレート 〜世界一ラクにスラスラ書ける文章講座を読んで〜

とあるブロガーは「3つの文章のテンプレート」を手に入れた。

冒頭からふざけた書き方で始めたが、それくらい気楽に読めた本だ。前に書いた「文章力の基本」と同じ理由で購入したのだが、細かいテクニックが散りばめられていた前回の本に対し、今回はより大局観的なテクニックについて書かれていた。

今回は、自分の文章力を高めるための読書の第2弾として、こちらの本を紹介する。

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列挙型:ストレスフリーで読める

冒頭でこれから伝えるテーマと列挙するポイントの数を示したのち、ポイントをひとつずつ順番に伝えて、最後で簡潔にまとめる。おそらく、3つの中で最もシンプルなテンプレートだと思う。

文章作成でありがちなのが、頭に思い浮かんだことをダラダラと書き連ねること。これでは読み手も次第にキツくなり、途中で離脱してしまう。最後まで読んでもらえないのは、書き手としても悔しいところだろう。

伝えたいことが複数ある時ほど、この列挙型は有効である。今回の記事も3つのテンプレートを紹介するということで、この「列挙型」をセレクトした。

ポイントは、列挙ポイントは具体的に書き、まとめは抽象的に書くことだ。抽象的というのは、俯瞰して共通項を見出し、書き手のメッセージなどでピシャリと収めるということ。

細かいところでは、列挙する順番も重要で、重要度が高い順に書き始めるのもコツだそうだ。また、列挙する数が多い時は箇条書きにするのも手である。

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結論優先型:ぐんぐん納得度が高まる

読んで字の如く、冒頭から結論を明確にして、根拠や具体事例など掘り下げていく書き方。忙しい現代人に適した伝え方だ。

読み手の立場から内容を理解しやすいだけでなく、書き手の立場からも、支離滅裂な文章になるのを防ぐ効果がある。

結論を明確化するのは、膨大な情報から最も伝えたいことをピックアップする、まさに情報編集作業である。最初は苦しいかもしれないが、あと後で書き直しなどの出戻りを少なくすることも可能だ。

ポイントは、結論で読み手の興味を引くことだ。ありきたりな内容だったり、イメージの難しい内容では、続きを読んでもらえない可能性が高いからである。後々で説得する材料にも気を配ることを忘れずに。

メディアが発達した現代では、個人の投稿はその他の中に埋もれがちだ。そんな時に重要なのは、結論で相手の心を掴むことであり、まさに「結論優先型」の文章が威力を発揮するのである。

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ストーリー型:共感が生まれる

ストーリー型は、何かしらのエピソードを読み手の共感を誘う目的で表現していく、言わば「ドラマ仕立て」のテンプレート。冒頭で主人公のマイナス(好ましくない状況)を描いたのち、その主人公に訪ずれる転機からその後の成長を記し、ハッピーエンドへの流れを作るのである。

勉強もそうだが、単なる知識として覚えたものより、ストーリーで覚えたものの方が、記憶の定着が明らかに強い。読み手の心を揺さぶり、記憶に定着させやすいというメリットは、ストーリー型の真骨頂と言える。

ポイントは、右肩上がりでインパクトのあるストーリーを描くことだ。現在という点だけでなく、過去や未来も含めた流れとして話を展開していく必要がある。

自分の事例を出すのも恥ずかしいが、この自己紹介記事の「ブログを続ける理由」は、まさにストーリー型の典型であろう。うつ病で塞ぎ込んでいた自分が、ブログに目覚めて1年半も続いていることを書いた。

ちなみに、ビジネスシーンなどあくまで「点」で伝える場合は、前項の「列挙型」「結論優先型」の方が適しているようなので、状況に応じて使い分けることもだいじである。

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おわりに

文章を書くときに使える3つのテンプレートについて紹介した。詳細を知りたい場合は本を参照されたいが、これを意識することで、より効率的に文章を書くことができそうだ。

この3つのテンプレートをうまく使いこなし、より良い文章を量産できることを目指したい。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。なるべく毎日更新する気持ちで取り組んでいきます。あなたの人生の新たな1ページに添えたら嬉しいです。何卒よろしくお願いいたします。

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