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自分が制作に携わった作品のまとめです。 元になった作品の情報もまとめています。
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2019年5月の記事一覧

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アートサイダ

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ツイッタ乗せるのにひとまず
ショートアニメに合わせたくてつなげて合わせてしました。

一目ぼれを形にする。形にしたものが誰かにつながりますように。

一目ぼれを形にする。形にしたものが誰かにつながりますように。

初めに1月21日に公開しました、「刹那の一致~neverlandscape~」の
制作途中にできた資料を公開します。

*本作はむすびさんの作品に感銘して、さまざまなアーティストさんと組んで作りたいと動いてできたものです。

むすびさんにつきましては、下記のnoteにてご確認くだされば幸いです。

公開の目的は色々ありますが、ぐちゃぐちゃ渦巻く中から強いて言うなら

途中でできた作品もすっごくいい

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資料でもあって作品。ムービーが内包しているもの。

資料でもあって作品。ムービーが内包しているもの。

できるだけ多くの人に読んでもらいたくて分割してみました。
このnoteは蛍田めぐみさんの作品一覧です。

ムービー制作は本業ではないのですが、
依頼時の資料や依頼費などからご検討いただき作成してもらいました。

自分が作成した絵コンテから改めて絵コンテを切っていただき、
同時にムービー内のキャラ情報も起こしてもらいました。
また、ムービーの音合わせ、動きのつなぎなどの周辺も調整いただきました。

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資料でもあって作品。目に見えるイメージ作り。

資料でもあって作品。目に見えるイメージ作り。

できるだけ多くの人に読んでもらいたくて分割してみました。
このnoteは永穂あやさんの作品一覧です。

ムービー内における雰囲気の共有、方向性を
わかりやすくするために依頼しました。

ブレスレットをメインにした撮影で、木漏れ日を意識したものを
お願いしました。
*この時点では、蛍田さんへ依頼していません。
 依頼資料に写真も合わせての依頼を考えていたためです。

また、撮影時に自分が提供した資料

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静かな日常、混ざる発奮

あんなにも赤い丸は存在をはっきりしているのに、不思議と熱くもなく、静かに果てまで照らしていた。

今日は遠いところから流れてきた雲が雨を散らしている。

誰かは、僕らの唯一の移動手段である船に水が溜まるからやってられないと。ため息まじりに、すれ違い様のなんてない会話でぼやいていたっけな。

そうなると、ぼくは不思議だなと思った。
浮遊している船までの橋。手すりから少し顔を出した。

僕らの家は円柱

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旅に出る前に飲む一杯

旅に出る前に飲む一杯

「広いあの世を歩くために一服どうぞ」

月がいっとう白く輝く夜。
そっと体を離れたものが向かうところがある。

「いらっしゃいませ」

ドアのベルが揺れて来訪者を知らせた。
音に顔を上げてバリスタが声を掛けると、小さな男の子がドアを細く開けて覗き込んでいる。
バリスタはちょっと驚いて、一瞬、目を丸くしたが事も無げに中へ促すように微笑んだ。

「何か落ち着かないことがあったんでしょう。落ち着くまでい

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井の中を心地よく沈む

井の中を心地よく沈む

「世界をどれだけ歩いても体の中へ沈んでいく」

死ぬ間際に走馬燈を見る。
そんな話をどこかで聞いたが、走馬燈なんて記憶の数珠を意識はたぐらなかった。

ただ、水族館を思わせる青が、ふつ、と過った。
ほいほいと物理的な距離をたくさん乗り越えてまでは行く気はなくて。
でも見たい気持ちはあって。

水族館でプラスチックを通して生き物を見る時、自分は何を考えていたんだろう。
大層なことは考えていない、と思

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オフィーリアの隠れ家

オフィーリアの隠れ家

「山の古い建物に幽霊が出たらしいよ」

 木々に囲まれた湖。その湖に建物が部分的に浸かるようにして建っていた。
 当初は白かったかもしれないコンクリだかセメントは風雨に晒されて変色と浸食が進んでいた。建物は長方形の形を模していたが、どのような目的で建てられたものかは判らない。また、建物が何をきっかけに朽ちたのか、もともと今の水位を設計に入れて建てられたものか、それとも朽ちた後に水位が上がって使った

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雨は吉笑を連れてくる

雨は吉笑を連れてくる

薄暗い部屋の中、うっすらと寝息が満ちているところに光が差し込む。
光の幅がぱっと大きくなると、寝息の元へあまり物音は立てないよう素早く近づく何か。目的の位置を確認したのか、何かの影は倒れ込むようにどさっと寝息の元に乗った。

「っぐ…ほかにおこしかたあっだろーよー…うあ”~」

丸めの山がまっすぐになって、ぼそぼそ、くぐもった声が上がる。
その声に謝ることもなく、上に載っているものは体を震わせて笑

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