フジモトアキヒロ

長崎県美術館のアートコミュニケーター「よりより」体験記をnoteにつらつら書いています。研修の様子、ボランティア活動、子どもたちとの交流、アートを“言葉”にすることなど、心象と事象をつらつらと。 普段は藤本編集局という屋号で、ライター・インタビュアーとして活動中

フジモトアキヒロ

長崎県美術館のアートコミュニケーター「よりより」体験記をnoteにつらつら書いています。研修の様子、ボランティア活動、子どもたちとの交流、アートを“言葉”にすることなど、心象と事象をつらつらと。 普段は藤本編集局という屋号で、ライター・インタビュアーとして活動中

最近の記事

よりより研修③暑すぎる館内ツアー

ドイツ語の勉強は続いている。以前買った問題集の忙しくて挫折したポイントもあっさり通過。習慣化に成功している。それにしても覚えることが多い…格変化に単語の性、基礎文法だけで骨が折れる。とはいえ着実に何かを覚える経験自体が久しぶりだし、チマチマ達成感を感じているのでまだまだ行けそうだ。 アートコミュニケーター「よりより」研修の第3回。よりによって“みなと祭り”と同日開催で、周辺は予想以上に渋滞、結果的に少し遅刻する形となった。とはいえ研修回数も多く、ここまで既に10回以上?活動

    • よりより研修②五感を研ぎ澄ませる

      館内ツアーのための探索 深い理由はないけれど、ドイツ語の勉強を再開した。 大学時代、第二外国語で選択したドイツ語の授業が意外と面白く、それ以上に当時サークルもアルバイトもしていなかったのでかなり暇で、半年の基礎講座が終わった後も独学でコツコツ勉強。それがのちの語学留学とバックパッカーの旅という大学生活のハイライトに繋がるとは思ってもみなかった。 とはいえ専攻も将来の夢も全く異なるため、徐々にドイツ語から離れ、もはや社会人になる頃には知識の貯金もほぼつきかけた。 …が、存外ま

      • よりより研修①あいうえお作文

        作品を守るのか、見せるのか 先日、息子と2人で実家まで帰省してきた。片道約400キロの運転はきつかったけど息子も頑張ったと思う。日々の生活は当然大切。その上で、こういう大きいイベントを乗り越えると父親としての経験値がググっと上がった実感がある。とはいえ育児と仕事の両立は相変わらず難しい。余裕ないなーうまくいかないなーって思い始めてもう2年くらい経ってる…どなたか先輩の話も聞きたいところ。 アートコミュニケーター「よりより」研修の第1回。実はこの前に合同研修の最終回があった

        • ボランティア研修⑤無償と有償

          どこまでならボランティア 今年は新しいことを始める機会が多く、その一つがスキンケアだ。これまで洗顔大正義、高校運動部みたいな習慣を続けていたが、コロナが少し落ち着きマスクを外す機会が増えたのに合わせて見直しを決意。とりあえず簡単なものから始めたが、予想よりスムーズに習慣化できた。 効果のほどは、まあまあ変わったような?ただそれなりに続けて分かったのは、自分のモチベーションアップが何より大切ということ。感じ方、デザイン、値段、諸々踏まえて納得性の高いものを選ぶことで、メンタル

          ボランティア研修④心臓を止めるAED

          今日は動きやすい服装で 大学時代にドイツを2度ほど訪れた。1度目は語学留学で、2度目はバックパッカー。どちらも限られた期間だったが、あまりに濃い経験は今の自分という存在の土台となっている。ああ、また行きたい、いつか、と思いながら既に10年以上経っているが、最近また願望が強くなってきた。 その理由は、ある国際系大学の学生インタビューを担当しているから。有難いことに毎年同じ時期にお仕事をいただいているが、とにかく飽きない。一人一人異なる物語があり、何人きいても新鮮に楽しめる。あ

          ボランティア研修④心臓を止めるAED

          ワークショップ参加①大胆なハサミ

          初めての美術館ワークショップ参加 4歳になった息子のブームは、絶賛放送中の戦隊ヒーロー「ブンブンジャー」だ。もともと車好きからタイヤが顔についたデザインに惹かれて、今では変身アイテムのおもちゃを手に意気揚々と毎週日曜朝の放送を楽しみにしている。ちなみに親としても「自分のハンドルは自分で握る」という作品のテーマが魅力的で、ちゃっかり楽しんでいる最中。 そんな息子とGWに出かけたのは、毎週のように開催されるボランティア講座ですっかり行き慣れた長崎県美術館。目的は、親子で楽しめ

          ワークショップ参加①大胆なハサミ

          ボランティア研修③異国情緒ってなんだ

          長崎“ゆかり”とスペイン美術 宇多田ヒカルのベストアルバムが素晴らしい。デビューから話題になった時期はまだ自分も10代前半であまり歌詞も理解できなかったが、いま聞き返すと改めて心に響く曲がたくさんある。First Loveとか、え、すごくない?もっと評価されるべきでは…。 そんなことをぼんやり考えながら車で美術館に向かうと、到着がギリギリに。早足で階段を上がる。下り坂の天気、肌寒い。一枚羽織るものを持ってきてよかった。 アートボランティア・アートコミュニケーター「よりより

          ボランティア研修③異国情緒ってなんだ

          ボランティア研修②その作品の名前は…

          美術館ボランティアという生涯学習 前回とは打って変わって爽やかな晴空。水色のストライプシャツを着て、意気揚々と美術館へ向かった。今回からボランティアスタッフの名札を下げ、裏側の関係者用入り口から中へ入る。この時点で漠然とした始まった感がありワクワクだ。 アートボランティア・アートコミュニケーター「よりより」合同研修の第2回。今回は座学が中心で、まずはボランティア活動について、その成り立ちや歴史を簡単に学ぶ。やはり美術館としては、業務の支援だけではなく、あくまでボランティア

          ボランティア研修②その作品の名前は…

          ボランティア研修①森のクマさん

          4月にしては肌寒い曇り空。朝からのろのろ準備していたら意外と出発が遅くなってしまったものの、受付開始時間の10時ちょうどに美術館へと到着した。 今日はアートボランティア、アートコミュニケーター合同研修の第1回。研修会場は2階の広い会議室。たくさんの参加者に驚きつつ見渡すと、予想よりも年齢層は幅広い。みんな穏やかで優しい人に見えるのは、美術館ボランティアというバイアスか…。 初回は研修全体の流れの解説から始まり、美術館長のあいさつへ。「皆さん前のめりで、こちらの方が緊張して

          ボランティア研修①森のクマさん

          “よりより”になりたい②集団面接

          長い長い道のり アートコミュニケーターはなんとなく意味が分かったとして、そもそも「よりより」という名前はどういう由来なのか。 なるほど、すごくピッタリのネーミングだ。納得したところで募集要項をしっかりと確認。募集人数は20名。初年度にしては多いのか、そうでもないのか。ちなみに登録期間は最長3年間とのこと。1次選考は書類審査なので、HPから応募用紙をダウンロード。みっちり書いて、えいやっと送付。手書きとメールは任意だったが、中3みたいな字を書く自分は迷わずメールを選択。

          “よりより”になりたい②集団面接

          “よりより”になりたい①志望動機

          インタビューとしてのアートコミュニケーション 2023年10月。この投稿を見た時点で、もう心のどこかで「よりより」になりたいと思い、申し込む決心がついていた。アートに興味はありつつ全くの素人で、これまで人に何かを教える機会も乏しく、おまけにボランティア活動とはめっきり縁のない人生を送ってきた。そんな自分が興味をそそられたのは、アートを言葉にするという共同作業に、生業としているインタビューのような深みと可能性を感じたからだ。 公式ホームページから詳細をチェックしてみると、今

          “よりより”になりたい①志望動機