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“よりより”になりたい②集団面接

長い長い道のり

アートコミュニケーターはなんとなく意味が分かったとして、そもそも「よりより」という名前はどういう由来なのか。


「よりより」という名前には、多くの人が美術館に寄り集まって、長崎で親しまれる中華菓子「よりより」のようにいろいろな考えや発想を撚り合わせ、作品の多様な見方を発見することで美術をみんなでより楽しもうというメッセージが込められています。

アートコミュニケーター「よりより」募集チラシ

なるほど、すごくピッタリのネーミングだ。納得したところで募集要項をしっかりと確認。募集人数は20名。初年度にしては多いのか、そうでもないのか。ちなみに登録期間は最長3年間とのこと。1次選考は書類審査なので、HPから応募用紙をダウンロード。みっちり書いて、えいやっと送付。手書きとメールは任意だったが、中3みたいな字を書く自分は迷わずメールを選択。

募集を見た翌月の11月に送付したが、結果発表は翌年2024年1月。そして2次選考の面接と選考結果の連絡は2月となる。なかなか期間が必要だが、話はその先である。

[アートボランティア・よりより合同研修]
4月の毎週土曜、5月の2日
[よりより研修]
6月〜11月まで月1.2回程度

え、結構長くない?
(まてまて。冷静に考えると美術館の運営に携わるんだぞ。それはそれ相応の時間も知識も必要だし。何よりボランティアって年配の方も多いだろうし、そんな頻繁には参加できないよね。でも初年度がほぼ研修で終わるのでは…)
そんなことを考えながら日々の仕事を進めていくと、意外とあっという間に新年となり。気が付くと面接日が近づいてきた。

約13年ぶりの面接

前日に美術館からリマインドのメールが届き、そこには“グループ面接”になる旨が書かれていた。そもそも、面接なんていつぶりだろう。新聞記者を目指して片っ端から試験を受けていたのはもう13年くらい前。今さら「あなたの長所と短所を教えてください」なんて聞かれて、その場でどう答えればいいのか、戸惑う(ちなみに長所はハンバーグが美味しく作れるところ、短所は筋トレが続かないところだ)。

当日、美術館につくと2階の会議室へ促される。扉の前には椅子が(確か)5つ並び、既に座っている女性の方がいた。受験者?が全員揃ったあとで部屋の中に入り、いざ面接がスタート!といっても時間は15分程度。1人3分で何をアピールすれば…と思っていたが、結局応募内容の確認がほとんど。一つ聞かれたのは、印象的な美術館との関わりのエピソードくらい。果たして結果は…。

このnoteを書いている時点で察することになりそうだが、結果は無事に通過。晴れてアートコミュニケーター「よりより」への第一歩を踏み出したのだ。おそらく面接というか、最終的な確認のような意味合いが強かったのかもしれない。しかし、初回の研修はさらに2ヶ月後……よりよりへの道のりは簡単ではないようだ。普段の仕事に取り組む日常へと戻っていく。


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