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急速な時代の変化 と 料理すること

今の社会に必要とされる人材について考えてみました。

私たちは、「COVID-19」によって、以前より五感を失いつつあると思います。

現代において、求められる人材は、五感が研ぎ澄まされた人ではないだろうか?と考えます。(常にそうかもしれませんが)

そして、流行りの論理的思考だけでなく、デザイン思考ができる人でもあると考えます。

どのようにしたらその人材を育成できるのでしょうか。

まずは、デザインと料理の融合から始めてみるのはどうでしょうか。

今回は、デザイン=センスの向上、料理=手を動かす運動だと思ってもらえると良いかと思います。

この話のきっかけをここでお話しします。
デザインを学ぶ中で、デザインの企画からリサーチ、設計、デザイン、製作、プレゼンの流れの中で、素晴らしいと言われる人 とそうでない人の違いを考えたときに、普段から自炊をする人や料理をすることが趣味である人が優位に立っている傾向がありました。他の学部の人でも優秀な人には同じ傾向があるという結果が出ています。「料理をする」ことがこれからの時代に必要な能力を高めることができ、世界中の教育にも必要なのではと考えました。本格的なモノやサービスよりも短時間で制作物(料理)が完成するため、若いうちから五感を使いながら料理をすると、企画から流通までの流れを練習できて良い経験になると考えたのがきっかけです。

ご飯をご両親が作ってくれたり、カップ麺やコンビニ飯で済ませることが多い場合は、自炊をする人とどこか違いがあるのです。
これは、海外や世代で通用するかは不明ですが、教授や海外の友人は料理が好きだったり、何気なくやっているのも現状です。

料理をしないからといってしない人を否定するわけではありません。
あくまでも大学生の中の100人に満たない人数の結果です。
学歴≠能力 のように 料理≠能力 かもしれません。

それを踏まえた上で、読み進めてください。

料理を通じて得られる能力は7つ考えられます。

1「論理的思考」
・材料を正しく量ることができる。
・時間の経過や材料の変化を感じることができる
・分量や材料を正しく使うことができる
=みんながやっていることをやる能力が身に付く

2「デザイン思考」
・レシピにない材料を代用したり、自分の好みに合わせて変えたりして、レシピを超えた新しいものを生み出す。
=創造力と知性が育つ

3「行動力と改善力」
・失敗しても改善することで、技術を磨き、良いものを生み出すことができる。
=失敗を恐れず行動できるようになる。

4「学ぶ力・好奇心の向上」
・作ったことのない料理や外国の食文化を知り
を知り、再現し、食べて、評価する。
=自主的に学習し、文化の違いを受け入れることができる

5「インプットとアウトプットの方法」
・スキルや能力の身につけ方を知り、自信を持って、自ら仮説を立て、考え、実行することができる。
=何らかの領域で深く考えることができる。

6「センス」
・盛り付けの際に使用するお皿、盛り付けのレイアウト、彩り、料理の素材を生かす、写真映え、仕上げ(フィニッシュ)を考える
=感性の向上

7「効率化とスケジュールの管理」
・完成までの時間と手間を逆算して考える。
・材料を用意し、待ち時間に片付けをし、同時に作る。
=マルチタスク能力の向上

7つの能力を高め、自分のセンスの一部を高められたのなら、社会に出たときに何が問題なのか、どうしたら効率が良くなるの か、ゴールから逆算して何をしていけば良いのかが分かり、これからの急速な時代の変化に対応できると思います。また、他の国の食文化や国内外の農家のこと、流行の料理、伝統的な料理を知ることで、どの国の人も世界へ目を向けるきっかけが若いうちについて良いとも思います。

ぜひ、料理をするときは、少し挑戦したり、おしゃれに盛り付けたりしませんか?
日常が少し豊かになるかもしれません。

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