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1975年生まれ。 練馬区で妻と2人の子どもと暮らしています。 70・80・90年代の…

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1975年生まれ。 練馬区で妻と2人の子どもと暮らしています。 70・80・90年代のクルマについてあれこれ思うのが好きです。

最近の記事

#007|広島のランティス

時々出張に行く広島で、きれいなマツダ・ランティスを見かけた。 ランティスは2種類のボディを持っており、そのうち5ドアクーペのほうは、マニアックなファンの多い車種と記憶している。僕の家の近所でも、埃をかぶった5ドアクーペを車庫で眠らせている家がある。しかし、写真の4ドアハードトップは、ここ何年も見かけたことはなかった。もはや日本でもだいぶ少なくなっているのではないだろうか。 このクルマが発売されたのは1993年で、同時に投入された5ドアクーペは、その外観デザインの美しさが話

    • #006|日産ノートe-POWER

      先日、日産サクラを見て以来、僕の中で日産の存在感が高まっている。 だから、今回奈良に出張したとき、現地の足として迷わずに現行ノートをレンタカーで借り出した。グレードは普及版の「S」である。 京都で車両を受け取り、奈良までの高速道路の上で驚いた。 ただただ、「速い」のである。0km/hから80km/hはあっという間。さらに、120km/hからアクセルを踏み込むと、驚くべきことに、さらにその上の速度域までまったく苦しまずに速度を積み上げていくのだ。その時にはさすがにエンジン音が

      • #005|日産サクラの衝撃

        日産から新しい軽自動車が出てきて、名をサクラ SAKURAというそうな。 このサクラは100%電気自動車でもあるという。 これまで軽自動車にはあまり魅力を感じたことがなかったが、サクラには初めて購買欲をかきたてられたので、この週末は横浜の日産ギャラリーに行って実物を見てきた。 これまでの軽自動車の歴史を振り返って、僕が欲しいと思ったクルマは、初代トゥデイと現行ジムニーぐらいだろうか。そのほかにも、いいなと思ったクルマがないわけではないが… 上に挙げた2車は、軽自動車という

        • #004|自動車広告(日産サニー 1990)

          自動車の広告から抽象的な表現が消え去って、燃費や環境性能、安全性、利便性がその数値とともに直截的に訴求されるようになって久しい。もはや様々な情緒的表現が実験されつくして、受け手の思考を促したり、感情に揺さぶりをかけたりする広告はすたれ、代わりに企業側のメッセージが0.2秒で受け手に伝わる、自動車はそんな広告ばかりとなった。 そんな今の状況からみると、1990年代の自動車広告は、著名なタレントと美しい映像、そして凝ったキャッチコピーという、20世紀半ばに確立した自動車広告の

        #007|広島のランティス

          #003|過去の愛車について(プジョー306)②

          家族がいて、仕事も忙しくなった今は難しいが、独身の頃や結婚したての頃、あるいは会社でも若手と言われていた頃は、GWなどの長期休暇になると、よく一人きりのグランドツーリングに出かけた。目的地を決めず、運転することが目的の、1000km規模のドライブである。 文字通り、食う暇も寝る暇も惜しんで、運転を通してクルマと交歓することを旨とするドライブだから、いま思うと馬鹿みたいにストイックな旅だった。 お金がないということもあるが、せっかく遠いところまで行っても現地の名物には目もくれ

          #003|過去の愛車について(プジョー306)②

          #002|過去の愛車について(プジョー306)①

          「愛車」という言葉は、少しナルシスト的な匂いがして抵抗を感じるが、でも当時の僕はこのクルマを間違いなく愛していた。プジョー306のことだ。 1994年型の1800XT。2002年から2007年まで、まるまる5年間を共にした。このクルマを初めて知ったのは、1994年の3月、桜の咲き誇るころに手にとった、雑誌「NAVI」誌上でのことだった。 「こんな小型車を私たちは待っていた」と題されたその記事を読んだ時の衝撃は、今でもよく覚えている。当時、大学受験に失敗して浪人が決定したば

          #002|過去の愛車について(プジョー306)①

          #001|日産 N13パルサー

          今日は池袋に用足しに行った。 僕にとって池袋は、妻とまだ結婚する前の、思い出の街である。当時は学生でお金がなかったから、いきおい、街の隅から隅まで2人で歩き回って時間をつぶしていた。でも、それが楽しかったのだ。 立教大学の近くを歩いていたら、今や、かなり懐かしくなったN13型の日産パルサーと遭遇。携帯のカメラで写真を撮った。 僕は昔から、パルサーというクルマが好きだ。なぜか、自分でも明確な理由は整理できていないが、日本車でありながら欧州車の雰囲気を強く感じさせる点(事実、

          #001|日産 N13パルサー