見出し画像

#005|日産サクラの衝撃

日産から新しい軽自動車が出てきて、名をサクラ SAKURAというそうな。
このサクラは100%電気自動車でもあるという。
これまで軽自動車にはあまり魅力を感じたことがなかったが、サクラには初めて購買欲をかきたてられたので、この週末は横浜の日産ギャラリーに行って実物を見てきた。

これまでの軽自動車の歴史を振り返って、僕が欲しいと思ったクルマは、初代トゥデイと現行ジムニーぐらいだろうか。そのほかにも、いいなと思ったクルマがないわけではないが…  上に挙げた2車は、軽自動車というより、「たまたま軽に分類されている、よくできたコンパクトカー」だと思う。

日産サクラは、初代トゥデイと現行ジムニーに続く、欲しいと思える軽自動車である。このサイズで美しいデザインを成しえたことがすごいと思う。フロントマスクはアリア顔で、評判が悪かろうはずもないが、このクルマの最大の白眉はリアビューである。軽のサイズでクルマをデザインしようと思うと、どうしても可愛らしさに逃げがちとなるが、日産のデザイナーはこのサイズでも大人の鑑賞に耐える意匠ができることを証明したと思う。

このクルマの外観が自動車としての魅力を十分に備えていることは納得したので、あとは電気自動車としての性能になるが、これはあまり期待するのは酷だろうと思う。僕は会社から貸与されたリーフに業務用途で1年間/5,000km乗った経験があるが、電気自動車はまだ不便だなという立場の者である。車両供給難の昨今、サクラがレンタカーとして配備されるのは少し時間がかかると思うが、ディーラーの短時間の試乗ではなく、数日間ほど腰を据えて乗ってみたいと思っている。

日産ギャラリーにて、サクラG。ロワーボディの厚み具合に、よく考えられた痕跡を感じる。
リアビュー。軽のサイズでここまで品質感を出せるのは驚きである。
日産の100%EVに採用されるロゴ。ちょうどよく先進的。
ホンダ 初代トゥデイ。このテイストのイエロー塗色はとても素敵。
この頃のホンダ車はいま見ても本当にカッコイイ。造形も、思想も。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?