note_アイキャッチフォーマット1

はじめまして!アロードです。

はじめまして!
東京の六本木・渋谷・下北沢にて、デザイナー/アートディレクターをしております AROWD / アロード (@arowd_info)と申します。
2019年10月より栃木県の宇都宮市から引っ越してまいりました。

デザイン歴は22年↑フリーランス歴は17年↑となり、キラキラした活躍こそありませんが、丁寧な仕事を積み重ねてやってまいりました。

ここ数年で人に会う事やSNSで発信する事が多くなってきましたので、
どこかにまとめておきたいと思い、noteに書いてみる事にしました。

とりあえず、今回はどんな経緯でデザイナーになり、何をしてきたのか、自己紹介代わりに書いておこうと思います。



・1995〜 パソコン通信との出会い

画像1

情報処理系の専門学校を卒業後、好きでも無い事で一生かけて働くという意味を見出せず、悶々としながら某牛丼屋さんでアルバイトしていました。
そんな時、幼い頃からの友人がパソコン通信をしていて、とても面白そうだったので、自分でも始めてみたところ見事にハマりました!

この頃はまだインターネットの時代ではなくNIFTY-ServeやPC-BANがパソコン通信のサービスとして主流だったのですが、私は草の根BBSの方にハマり、ローカルで作られたコミュニティの方に参加したり、自分でコミュニティを作ったりしていました。

その時知り合った方に飲食業の仕事に誘われて、福島県郡山市や白河市で働いていたのですが、店が軌道に乗らず、職がなくなってしまいました。
ここでもやはり仕事に面白さを見出すことができず、就業時間の事だけを思い、時計ばかり気にしていました。

しかしながら、何も知らない若者であった私に、恐れずに外の世界に出てみるという事を教えてくれた当時の社長様には、とてもいい勉強をさせていただいたと思っております。その節はありがとうございました。



・1997〜 はじめてのマウス

画像2

さて、どうやって生きていこうか…となり、実家の方に戻り就職先を探してみるも、まったく楽しそうな仕事が見つからず、友人に相談してみたところ

「今、ウチの会社で雑誌を立ち上げるので求人募集してるけど、パソコン好きだから合ってるんじゃない?」

と言われたので、まったく想像もつかない世界でしたが、お話だけ聞いてみよう…と伺ってみたら、その場で採用となりました!

パソコンはさわれましたが、マウスを使ったことが無かったので、最初はなかなか大変でした。Illustrator(当時はver5.5でした)による地図や間取り図のパーツ作成やロゴのトレースから始まり、広告ページ・記事ページ制作へと、エディトリアルデザインの世界に入っていく事になるのですが…これがもう、とてつもなく面白く、楽しい仕事ってあるんだなぁ…と、毎日会社へ行くのが楽しくて仕方ありませんでした。とはいえ、雑誌媒体が重なって進行していたので、帰れない日もあり、休みもあまりなく、今考えるとスーパーブラック企業だったと思うのですが、職場の先輩や同僚達が楽しい人達だった事もあり、仕事が楽しくて仕方がなかった私にはあまり気になりませんでした。

今思えば、どんどん人が入れ替わる会社だったので、その都度新人を指導する必要があり、教える事が好きなのことに気づいたのと、デザイン部の所属だったにもかかわらず、呼ばれていないのに編集部の会議にお邪魔して企画を出す事が楽しくて仕方ありませんでした。これらはのちにできるサービスである「ワンコインレビュー」「おんもく」で活きていると思います。

デザインする仕事を始めてから、将来は1人でやってみたいと強く思うようになっていたので、「これからは管理職の方に…」と上司から打診があった時点で、雑誌を作っていた会社は退職する事にしました。



・2002〜 デザイン基礎、かたまる

画像3

次に印刷会社も経験したい…と思い、何社か受けてみたりしたのですが、ご縁がなく、考えをあらためて制作会社を受けてみたところ、採用していただく事になりました。こちらはチラシづくりがメインとなっていて、写植時代からのベテランさんが沢山いらっしゃって、とても勉強させていただきました。

私のデザインの基本的な考え方はここで学びました。以前の雑誌づくりでは、教えてくれる人も時間もなく、それでも私は勉強していた方なのですが、文字組みのプロフェッショナルにかなうはずもなく、甘い部分はすべて見抜かれて指導され、ここにきてようやく基礎が固まったという感じでした。

とても良い環境で働かせていただいていたのですが、チラシづくりと以前やっていたエディトリアルデザインを比べてしまったり、webの仕事の方はやらないと言われていたので、色々やってみたかった事にチャレンジできない自分に焦りを感じたり、1人でやってみたいという思いもあったので、わずか半年ではありましたが、退職を申し出ました。

この時、30歳でした。



・2003〜 フリーランスとなる

画像4

最初は雑誌制作していた頃の同僚と一緒に机を並べて仕事を始めました。

今考えると、どうしてこんな状態でスタートしたのだろう…というくらい、あまりにもノープランだったので、単発で仕事はあるものの、生活が安定する程の売り上げがあるはずもなく、途方に暮れていたところ、半年しかいなかった制作会社さんの方から

「お前、仕事あるのか?ちょっと相談があるから来てくれる?」

と連絡をいただいて伺ったところ、実績のない我々では受注できないような企業様の案件を用意して待っていてくださいました。ここから17年以上に渡り、今でもお付き合いがあります。

本当にありがたい事で、私がフリーランスで続けていけるのは、いつも目をかけてくださる専務様はじめ、社長様、スタッフの皆様のおかげだと思っています!



・2011〜 紙のデザイン仕事の減少

画像5

一緒にやっていた同僚は事情により途中で別れる事になりますが、(現在も仲は良いです)おかげさまで仕事に追われチラシを作る日々となり、仕事や収入面では順調でいたのですが、震災であったり、スマートフォンの普及などで、紙媒体の仕事が減ってきました。

これまで営業というものをした事がなく、前述した制作会社さんや口コミでお仕事をいただいて、手いっぱいだったのでどうしていいかわからなかったのですが、フリーランスの仲間に声をかけてみて、外注スタッフとして印刷所を紹介していただいたり、web制作もやってみようとWordpressを覚えたりして、なんとかやってまいりました。

クラウドソーシングもやってみたのですが、どうも肌に合わず退会してしまいました。(現在は再登録してあり、何件か受注したのですが積極的に利用していません。)



・2015〜 情熱、ふたたび

画像6

フリーランスでも、なんとかやってはいける…しかし、以前のように勉強しておらずインプットも怠っていたため、デザインの技術は伸び悩み、情熱を感じる事が少なくなりました。

ある日、契約しているAdobeCCを見ていて、「こんなにアプリケーションがあるのに使わないのはもったいないのでは?…」と思い、「動画制作をしてみたい…」という思いつきで、Premiereを触ってみたら思いの外面白く、「どうせなら楽しく覚えたい!」という事で、趣味のゲームを題材に、ゲーム実況動画を作りながら技術を身に付ける事にしました。

ここでは内容は伏せますが、反応してくれる人がいてとても面白かった事もあり、短期間で70本近く制作する事ができました。初めてマウスを触り、Illustratorでデザインする事が楽しくて仕方がなかった時の感覚を思い出し、ものづくりの楽しさを再確認する事ができました。

こうして独学で編集技術を身に付けた事により、動画制作の仕事にもチャレンジするようになりました。

動画制作の内容としては、チラシなどの紙媒体を動かして表現するようなイベント告知や、業務内容を説明するような企業のプロモーション、ローカルではありますが、TVCMなども制作させていただいております。動画制作一本でやっている方たちのお話を聞くと、ある程度までは制作できるけど、デザインできる人たちには敵わないと皆さん口を揃えておっしゃいますので、制作物に有利に働いていると思います。今後も研鑽を重ねていきます。



・2018〜 たくさんのクリエイターさんと出会う

画像7

フリーランスは孤独との戦いでもあり、デザインについて意見を聞けなかったり、苦しみを分かち合ったりしにくく、人恋しくなる事が多いと思います。また、大人数での媒体作りを経験しているので、仲間と共に得られる達成感を忘れることができず、またチームで仕事をしてみたいと常々思っていました。

Webデザインをイチから勉強しなおしつつ、フリーランスの方と交流したいと思い、Twitterアカウントを開設したのが5月頃だったと思います。始める時には積極的に話しかけていこうと決めていたので、恐れずリプライをしたり配信しつづけた結果、たくさんのデザイナーさん、エンジニアさん、フリーランスの方と出会う事ができ、仲良くさせていただいております。

丁度その頃、masaca(@masaca_dApps)さんがwebデザインを勉強する方へ向けての発信に力を入れ始めていて、アイコンの愛くるしさはもちろん、やわらかい伝え方や、金銭部分にもしっかり触れてくれる情報の質の高さに感銘を受けておりました。こういう人と一緒に仕事がしてみたい…と思っていたところに、slackを中心としたコミュニティ「 #masacaデザイン部 」が誕生しました。こちらでは、かなりお世話になっていて私の方で発案し、活動した内容などもありますので、そちらについては、いずれまた別のnoteに書こうと思います。

みなさんに喜んでいただいた「べんりシリーズ」

また、若い方や駆け出しデザイナーの方達と接するうちに、後続の方を応援していきたいという思いが強い事に気づきました。自分が教えられる事は多くはないかもしれませんが、どんどん伝えていくべきで、私自身も教えをいただく姿勢でいられるよう、話しかけてもらいやすい人物でありたいと思っています。将来、一緒に仕事ができたらきっと楽しいですよね!



・2019〜 コミュニティ&サービス&チーム誕生!

たくさんのクリエイターさん、フリーランスの方達と直接お会いする事で、もっとお話したいと思うようになり、2018年の暮れに常時オンラインで作業できるコミュニティ「おんもく」を作りました。

「おんもく」を利用してくれる人達は皆さん勉強熱心であり、作業しながらの話題も豊富で、デザインやブランディング、コーディングの事などを真面目に話す事もありますが、雑談から個人的な相談事も話し合えるような、とても良い関係を築いてきました。

「おんもく」についての詳細は別のnoteに書いてありますので、興味がある方は読んでみてください。


そんな中で、自分の強みを見出されサービスとして確立したのが「ワンコインレビュー」です。こちらはチラシやバナー・Webなどのデザインのレビューを15分500円で受けられるというサービスで令和元年の初日(5/1)にスタートしました。また、2020年2月にはご利用件数が100件を超え、本にもなりまして、たくさんの方にご購入いただきました。noteの方には書いてませんので、以下のブログをご覧ください。


また、「おんもく」内には様々なジャンルのフリーランスの方がいて「仕事を出しあいたい…でも、お互いの料金感がわからない…」という声があったので「料金表を見直そう会」というものを提案し、開催した後にチーム制作してみたい人を募り、クリエイティブチーム「cooen」を結成しました。

この時はまだ栃木県に住んでいたのですが、チームを動かしていく事や、自分がこれからやりたい仕事を考えた結果、活動拠点を東京へ移しました。

2019年はこれまでの人生の中で最も濃密な時間を過ごした年となり、学んだ事や出会いが大きな財産となりました。


予定よりもだいぶ長くなってしまったのですが、私の事が少しでもわかっていただけたら嬉しいです。

2020年はチーム制作を安定させる事と、今考えているもうひとつのサービスを実現させる事が目標です!

はじめましての方、
いつもお世話になっている皆様、
今後ともよろしくお願いいたします。

お仕事のご相談はTwitterのDMかwebサイトよりお願いいたします。
Twitter https://twitter.com/arowd_info
Instagram https://www.instagram.com/arowd_graphic_design/
website https://arowd.com/
ワンコインレビュー本販売中!→
https://arowd.booth.pm/items/1861862

この記事が参加している募集

自己紹介

活動を続けていく上で必要な交通費やサブスクリプション代等に当てられますので、応援していただけると嬉しいです!