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③空海とマトリックスがつながった件

映画公開時(1999)以来だから、四半世紀ぶり!に『マトリックス』を観ました。
きっかけはご贔屓にしている歴史について語るPodcast番組COTENRADIOの“最澄と空海編”を聞きなおしていたら、「空海の言ってることはマトリックスの世界に近い」とのことで俄然興味がわいたのです。

COTENRADIOは、今一番の推し番組なので後日ちゃんと書きたいと思っていますが、とりあえず今回はマトリックスについて。
こちらはYouTubeの「最澄と空海編」の映画に例えて説明している回。ヤンヤンさんがちょっと怖いけど(笑)


で、映画を観た感想は、今さらながらめちゃめちゃおもしろかった!!

派手なアクションとネオがあおむけで弾丸をよけるシーンの印象しか残っておらず、ストーリーはまったくピンときてなかった私。その後の2部3部に全然反応しなかったことからも分かります。

やっと私の理解がおいつきました!
AIに乗っ取られるとか、今見えてる現実を疑うとか、25年経た今、テクノロジーや価値観も変化してリアルとファンタジーのグラデーション感がすごい。

面白いと思ったのは、コンピューターにのっとられ、テクノロジーが進化した世界で語られる心と体、そして意思について。

「心が現実にする」「心と体はひとつだ」

仮想とリアルを行き来できても、心と体はそれぞれに影響しあって切り離せない。

運命も予言も、それを信じる心と動く体がともなってリアルになる。
ネオが自ら救世主になる意思をもって覚醒していく姿にグッときました。

「世界は自分が創ってる」「世界は見えているものとは違うかもしれない」ならば、世界の見方は自分で選べるということ。

敵役のエージェントはまさに「モモ」の灰色の男たちのよう。
長く読みつがれる作品のなかには、まるで予言書のように現代社会の核心をついているものが多くありますが、作者たちは、普通の人が見過ごすようなことの種が、大きくなるとどうなっているかを想像できる目を持っているのだなと思いました。イマジネーションの力って本当にすごい。

そしてなんと言ってもキアヌ・リーヴス、キャリー=アン・モスが美しくてかっこいい!まさに眼福。

ちなみに、2部3部は残念ながら1部にはとうてい及ばなかった模様なのでご参考までに。

#マトリックス #コテンラジオ #空海 #映画感想 #100チャレンジ


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