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香りで紡ぐそれぞれの「星の王子さま」

昨日は毎月第三土曜日に開催している鎌倉デー。

「お気に入りの1冊の香りを作る」セッションのご感想をブログでご紹介いただきました!

今回の「お気に入りの1冊」は、読むアロマでも以前とりあげた「星の王子さま」

子供であったことを忘れてしまった大人たちに捧げられた愛すべき物語です。



「読むアロマ」でご紹介した「星の王子さま」はこちら。


「読むアロマ」は、本の世界観を香りでデザインしたものです。

その際、最も大切にしているのは、物語から受けた感動を香りで再現するということ。

登場人物や好きなシーン、セリフなど、心が動いたところを掘り下げていきます。

それゆえ、同じ物語でも、感じたことやイメージするものがひとりひとり違うため、生まれる香りもまったく違うものになるのです。


①今回のセッションの「星の王子さま」ブレンドはこちら。

グレープフルーツ カルダモン ジンジャー バジル ローレル パチュリ フランキンセンス

②そして「読むアロマ」の星の王子さまブレンドはこちら。

グレープフルーツ ユーカリシトリオドラ(レモンユーカリ) ラベンダー
フランキンセンス ミルラ ローズ


心が動いたフレーズ、言葉は、実は同じ個所が多い両者です。

「心でみなくっちゃ、ものごとはよく見えない。かんじんなことは、目に見えないんだよ」

という、有名な一文のほかにも、

5千も同じように咲くバラの中のたったひとつや、10万ものキツネの中のたった1匹が、手間をかけ、心をかけることで特別な存在になる。

人のものさし、世間の常識、ピュアなどのキーワードも重なっておりました。


そして、面白いのが、それらを香りで表現するところででた違いです。

①は、キツネが重要な役割を持ち、小麦畑のサワサワと揺れながら、土っぽさ、ひろがりを感じる「風に吹かれるキツネ」のイメージだったので、ジンジャーやカルダモン、パチュリなどが入りました。

②は、同じくひろがりを持ちつつ、それは王子様目線だったので、どんどん地球の外まで上へ上へとのびていき、ユーカリシトリオドラやミルラがブレンドに加わりました。

また、①で、「アルデヒドが苦手」ということで、選ばなかったメイチャン。②のユーカリシトリオドラにはしっかりこのアルデヒドが含まれており、香りの好みも違いとして反映されております。


ひとつの物語から、イメージしたもの、響いた言葉と、それを表現する精油の組み合わせは無限です。

あなただけの物語。あなたのための香りはこうやって生まれます。


目には見えないけれど、確かに「ある」もの。心動いたもの。

「感じたものを、感じたままに」

子供であったことを思い出して、自由に言葉と香りで表現してみませんか?



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