【ネロリBLEND】薬剤師が紡ぐアロマ備忘録”男のオレンジ花香”
こんにちは。
オレンジフラワーの香り ”ネロリ” も大好きな、
アロマを暮らしの片隅に置く薬剤師 ”あき” と申します。
2021年5月9日当時のアカウントで公開したnoteを、この度リライト!
"頑張る人を支える、アロマブレンドトリートメントオイル" 第一弾としてご紹介したものです。
香りでメンタルケアをテーマに、2つのレシピを綴ります。
特に、オレンジの花の香りが好きな方や、興味が沸いた方に向けてしたためます。
香りを想像しながら、楽しんでお読みいただければ幸いです♬
BLEND THEME【香りのテーマ】
調香の依頼主は20代男性。
精油の中で”ネロリ”が最も好きで、特にシトラス系の香りで癒されるタイプです。
当時は、仕事もプライベートもついつい頑張りすぎて、疲れやストレスがたまってきてしまっていて、時折疲れた表情を見せていました。
『”ネロリ”が主役、グリーン系の香りでリフレッシュしたい!』
そこで、2021年の春・夏の2度、ネロリ好きのためのブレンドを作るに至りました。
”ネロリ”はビターオレンジの花から採油される高価な精油で、シトラス系とフローラル系の心地よさを共に感じることのできる、気品のあふれる香りです。
今回の依頼主は男性ですが、17世紀イタリアネロラ公国の公妃が愛用したこの香りは女性も多く安らぐことができます。
LET’S BLEND!! part1.【実践!! その1】
当時は、植物油に精油を混ぜる方法が、簡単に香りを楽しめると考え、香りに興味のある同僚に、トリートメントオイルをプレゼントしてました。
しかし、芳香浴の方が、精油がお肌に合わない方も香りを楽しめて親しみやすいと考え、本記事では、当時のレシピとリニューアルレシピの両方をご紹介します!
【ネロリBLEND1】トリートメントオイル レシピ
【トリートメントオイルBLEND 用意するもの】
植物油:50mL(無印良品で購入した”ホホバオイル”)
精油:5滴(”ネロリ”2滴・”プチグレン”2滴・フランキンセンス”1滴)
用具①:ラベル(ブレンド内容・作製日を記しておきます)
用具②:遮光袋(手作りトリートメントオイルは紫外線の影響を受けやすいためボトルを入れて保管します)
【トリートメントオイルBLEND 作り方】
1.無印良品で購入した植物油50mLに、精油5滴分を加えます。
2.容器を振とうさせて完成です。ラベルにブレンド内容と作製日を記入し容器に貼付、遮光袋に入れて保管します。
※保管期限は約1ヶ月です。
【ネロリBLEND1】ルームスプレー レシピ
【ルームスプレーBLEND 用意するもの】
無水エタノール:10mL
精製水:40mL
精油:10滴(”ネロリ”4滴・”プチグレン”4滴・フランキンセンス”2滴)
用具①:ラベル(ブレンド内容・作製日を記しておきます)
用具②:遮光性スプレー容器(青色PETスプレー50mL:手作りルームスプレーは紫外線の影響を受けやすいため遮光容器を使用します)
用具③:ガラスビーカー(目安目盛つき50mL)
【ルームスプレーBLEND つくり方】
1.無水エタノール10mLをガラスビーカーで測りとり、そこに精油を10滴加えます。
2.1.に精製水を加え、全量を50mLにして、スプレー容器に移し振とうさせて完成です。ラベルにブレンド内容と作製日を記入し容器に貼付します。
COMMENTARY part1.【香りの解説1】
香りを構成する際、注目するのが3点。香りの強さ・揮発速度・相性。
香りの強さ・揮発速度のバランスを整えると立体的な奥行のある香りに仕上がります。
主役『ネロリ』
香りの強さは強、揮発速度は中程度のミドルノートです。
特徴成分であるネロリドールにも鎮静作用はありますが、他にリナロールや酢酸リナリルも含み、交感神経を鎮め不安や緊張を取り除く香りです。
グリーン系でネロリとの相性抜群!!『プチグレン』
香りの強さは中程度、揮発速度は速めのトップノートです。
ネロリと同様、ビターオレンジから採油される精油です。落ち込んだ心のリフレッシュを期待しブレンドします。
香りの締め『フランキンセンス』
香りの強さは中程度、揮発速度は遅めのベースノートです。
わたしはすっきり系の香りに仕上げる際の保留剤(香りを長続きさせるための精油)として使います。
\あわせて参考に!/
LET’S BLEND!! part2.【実践!! その2】
当時は、植物油に精油を混ぜる方法が、簡単に香りを楽しめると考え、香りに興味のある同僚に、トリートメントオイルをプレゼントしてました。
しかし、こちらのブレンドも、芳香浴の方が、精油がお肌に合わない方も香りを楽しめて親しみやすいと考え、本記事では、当時のレシピとリニューアルレシピの両方をご紹介します!
【ネロリBLEND2】トリートメントオイル レシピ
【トリートメントオイルBLEND 用意するもの】
植物油:50mL(無印良品で購入した”ホホバオイル”)
精油:5滴(”ネロリ”2滴・”オレンジ・スイート”1滴・”ホーリーフ”2滴)
用具①:ラベル(ブレンド内容・作製日を記しておきます)
用具②:遮光袋(手作りトリートメントオイルは紫外線の影響を受けやすいためボトルを入れて保管します)
【トリートメントオイルBLEND 作り方】
1.無印良品で購入した植物油50mLに、精油5滴分を加えます。
2.容器を振とうさせて完成です。ラベルにブレンド内容と作製日を記入し容器に貼付、遮光袋に入れて保管します。
※保管期限は約1ヶ月です。
【ネロリBLEND2】ルームスプレー レシピ
【ルームスプレーBLEND 用意するもの】
無水エタノール:10mL
精製水:40mL
精油:10滴(”ネロリ”4滴・”オレンジ・スイート”2滴・ホーリーフ”4滴)
用具①:ラベル(ブレンド内容・作製日を記しておきます)
用具②:遮光性スプレー容器(青色PETスプレー50mL:手作りルームスプレーは紫外線の影響を受けやすいため遮光容器を使用します)
用具③:ガラスビーカー(目安目盛つき50mL)
【ルームスプレーBLEND つくり方】
1.無水エタノール10mLをガラスビーカーで測りとり、そこに精油を10滴加えます。
2.1.に精製水を加え、全量を50mLにして、スプレー容器に移し振とうさせて完成です。ラベルにブレンド内容と作製日を記入し容器に貼付します。
COMMENTARY part2.【香りの解説2】
香りを構成する際、注目するのがやはり3点。
香りの強さ・揮発速度・相性です。
香りの強さ・揮発速度のバランスを整えると立体的な奥行のある香りに仕上がります。
当初、ネロリ2滴・リツエアクベバ2滴・アトラスシダーウッド1滴をブレンドしてみました。
リツエアクベバはレモン調、シダーウッド・アトラスは少しオリエンタルなウッディ調の香りです。
まとまりはあるものの、香りがすぐに消えてしまい、しっかり香ってこない…。
わたしがブレンドするものはフェイスでも使用可能な濃度でつくっているため、香りのインパクトが弱くなりやすい傾向にあります。
そこで柑橘系が香るよう組み直し、すっきりでありつつも香りの厚みを持たせて組み直したのが、今回ご紹介したトリートメントオイルBLEND2になります。
主役『ネロリ』
香りの強さは強、揮発速度は中程度のミドルノートです。
特徴成分であるネロリドールにも鎮静作用がありますが、他にリナロールや酢酸リナリルも含み、交感神経を鎮め不安や緊張を取り除く香りです。
さっぱり系シトラスでつなぐ『オレンジ・スイート』
香りの強さは中程度、揮発速度は速めのトップノートです。
オレンジの皮を剥いたときに広がる甘い柑橘系の香りが特徴的。
シトラス系の精油の中には光毒性があり、紫外線を当ててしまうと湿疹になってしまうものがあります。
オレンジ・スイートにはその性質がないため、抜擢しました!
シトラス系の香りを支えるウッディ調『ホーリーフ』
香りの強さは中程度、揮発速度は中程度のミドルノートです。
この精油は、ミドルノートではありますが、ややベースノート寄りでもあります。
暑い時期、しつこくない香りに仕上げたいときにブレンドすると、香りのキレも良くなります。夏に重宝する香りです。
\あわせて参考に!/
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ネロリBLEND【まとめ】
ネロリを主役にしたブレンドアロマレシピは、花の香りの中でも、ずっしりとした甘さよりは爽やかさが漂う方が好きなひとにオススメ!
高価な精油のひとつではありますが、気品があふれる香りで、持っていて損のない香りです。
また、今回紹介しているブレンドは、その精油に対してアレルギーをもっていないこと、レシピ通りにブレンドしていただくことで、安心して使用できるものを提案していますが、特に、妊娠中・授乳中の方は、お子さんの健康を考慮し、使用を控えることをおすすめします。
それでは、読者の方が好きな香りを身に纏ったときの幸福感を味わうきっかけになることを願いまして…
この度も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ネロリBLEND【おまけ】
ネロリ精油の甘めな柑橘の香りはリラックスタイムにオススメ!
ネロリのアロマ効果に興味が沸いた方は、下記リンクよりご覧ください。
また、他のブレンド例も気になる方は、下記リンクへ!
”オレンジピールパウンドケーキ” を彷彿とさせる香りを作ったときのエピソードとレシピです。
▼ アロマ暮らし薬剤師の【精油note】▼
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