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【オレンジ】”Sweet/Blood違い”アロマ暮らし薬剤師の精油note

”スイートオレンジ vs ブラッドオレンジ” 違いは?
✔ 
ズバリ【外観(果肉の色&見た目)】!
✔ 香りの主成分は、ともに柑橘精油特有の【リモネン】!

”オレンジ精油(スイート/ブラッド共通)” アロマ効果を活かす!こんな方にオススメ♬
オレンジの香りが好き
✔ ここ最近お疲れ気味…💦

【更新】2024/5/17

こんにちは!
無印アロマ スイートオレンジ精油を使ったことがあり、
スイートオレンジもブラッドオレンジも気になる…
アロマ暮らし薬剤師 ”あき” と申します。

オレンジ精油は、精油の中でもリーズナブル!
この度は、オレンジ精油の香りの魅力を、アロマテラピーインストラクター×アロマブレンドデザイナー保有薬剤師の視点から、スイートオレンジとビターオレンジの違いをテーマにお伝えします。
アロマに興味を持ち始めた方やオレンジの香りに興味のある方でもすんなり理解に結びつくように、香りの特長や効果をポイントにまとめました。
少しだけでも興味が沸いた方の参考になれば幸いです♬





”オレンジ” 精油PROFILE


< オレンジ精油 >
スイートオレンジの揮発速度は速め、
ブラッドオレンジはやや速め

そのため、ゆっくり香る精油とのブレンドがオススメです。

光毒性については、
スイートオレンジは心配不要。

ブラッドオレンジについては、
光毒性の原因であるフロクマリン類が検出されない
との見解がある一方、
微量含まれるため注意と喚起する文献もあるため、
注意するに越したことはないです。
どちらのオレンジ精油も、
同じ品種の果皮から採れます。

2つの違いは、果肉の色・見た目です。

ブラッドオレンジには ”アントシアニン” が含まれ、
この成分のおかげで、
ブラッドオレンジの果実は赤いですが、
精油の色もスイートオレンジよりも赤いものとなります。
香りの特長としては、
甘さが ”スイートオレンジ < ブラッドオレンジ” 。
ブラッドオレンジの甘さはラズベリー様です。

ブラッドオレンジには、
リモネン以外のその他成分に、
他のオレンジ精油には
含まれないものが含まれているようですが、
詳細については、
参考になりそうなサイトは見つけたものの、
著作権等の絡みでここでは記述を差し控えます。

今後、
引用できる文献・サイトが分かり次第、
内容を更新したいと考えています。

✿✿✿

共通するところは、
主成分が「リモネン」で90%以上含むこと。

ちなみに、
オレンジの香りの甘さは、
リモネンによるものではなく、
微量に含まれるリナロールやオクタナール等といった
成分によるものです。



”オレンジ精油” アロマ効果は?


”スイートオレンジ&ブラッドオレンジ” アロマ効果・用途
【こころ】
疲労・ストレスの緩和 etc.
【お肌】
疲れた肌をイキイキとした肌に! etc.
【身体】
消化不良・食欲不振の改善、便秘の軽減 etc.

参考:マリア・リス・バルチン著 アロマセラピーサイエンス,
アロマテラピー図鑑 第4版

スイートオレンジ精油も、ブラッドオレンジ精油も、アロマテラピーでは、主に上記の効果を期待して使われています。
しかし、科学的なエビデンスを立証する厳格な研究が行われていません。
そのため、医薬品のように、これらの効果が有用であると判断するのが難しく、日本では「雑貨」扱いになります。

ただし、心理的効果については、過去の研究で、オレンジの香りはストレス下においてリラックスさせるというデータがあります。

麻酔下で抜歯をする120名の幼児を対象に、スイートオレンジ精油を有する麻酔の導入や覚醒に対する調査が実施されました。
対照群と比較したところ、精油に曝露されていたこども達はよりリラックスし、導入の間協力的であり(85%で円滑な麻酔導入が得られた)、麻酔剤の匂いをより好意的に評価しました(対照群23%に対して73%の容認率)。(Mehta et al.,1998)

引用:マリア・リス・バルチン著 アロマセラピーサイエンス

ある歯科医院でオレンジ精油を拡散させたところ、女性患者における不安の低減と気分の改善がみられました。(Lehrner et al.,2000)

引用:マリア・リス・バルチン著 アロマセラピーサイエンス

そのため、特に疲れを感じて、こころとからだを休めたいときに効果的な香りといえます。

< 参考書籍 >
\68種の精油について学術的視点から詳説!/

\141種の精油をコンパクト解説!/



では、オレンジ精油を使うのに、不向きなタイプはあるのでしょうか…?


”オレンジ精油” 使用上の注意は?


オレンジ精油は、d-リモネンを含むため傷みやすいです。
そのため、冷蔵庫の中で遮光容器に保管し、酸化を防ぐようにしましょう!

また、スイートオレンジ精油は光毒性の心配がいりませんが、ブラッドオレンジ精油を使用する際は光毒性に注意する必要があります。
そのため、ブラッドオレンジ精油をお肌へ使用した直後(使用後12時間程度の間)には、紫外線に当たらないようにしましょう!

それでは、お肌が強くないアロマを暮らしの片隅に置く薬剤師より…
より多くの方が香りの効果を楽しめる方法「お手軽芳香浴」と相性のいい精油をご紹介します!


”オレンジ精油”
アロマ効果を活かす【お手軽芳香浴法】


オレンジ精油は、単独でも魅力ある香りですが、揮発速度が速く、香りが消えやすい欠点があります。
そこで、オレンジより揮発速度の遅い精油とブレンドすると、より長く香らせることができるようになります。
オレンジは、温かみのある柑橘系の香りですので、甘めの香りがする精油と相性が良いです。

特に、スイートオレンジはイランイランと、ブラッドオレンジはベンゾイン(バニラ様の香り)とブレンドすると、より甘さに深みが増します。
布製品やペーパータオルに精油数滴を落とす芳香浴法もありますが、触れたものへの色移りやシミが心配なので、マグカップ芳香浴法(ブレンド割合1:1)が良いかな…と思います。
マグカップ芳香浴法含め、お手軽芳香浴法は、下記リンクの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!

\あわせて参考に!/

\オレンジ・ブレンドアロマが気になる方はこちら!/



【まとめ】”オレンジ”
スイート/ブラッド 違い&アロマ効果


甘い柑橘精油「スイートオレンジ精油」&「ブラッドオレンジ精油」。
ストレス下の不安感をそっと鎮める香りであるため、こころ穏やかな時間を過ごしたい時の芳香浴にオススメです。
そして、精油の中でもリーズナブル、初心者でもブレンドに挑戦しやすいのが特長です。

そして、この香りがオススメなのは下記のようなタイプ!

✔ オレンジの香りが好き
✔ ここ最近お疲れ気味…💦

当てはまるかも…!という方は、ぜひオレンジの香りをご自身の生活の一部に取り入れてみてください!

それでは、読者のみなさまの不安が、オレンジの香りで解されることを願いまして…
この度も、最後までお読みいただきましてありがとうございました!

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他の香りも興味がある方は、【精油note】ポートフォリオもぜひご覧ください!



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