それぞれの正義【食べるor食べられない】
先日、Xにこんなポストをしました。
このポストについて、もうちょっと考えてみたいと思います。
「食べられない派の人たち」の意見
日本では精油は「雑貨」であり「食品」ではないので、口にするような検査を通っておらず、食用ではありません。
精油には、植物の芳香成分が、自然界では存在しない高濃度で凝縮されています。
その芳香成分には「落ち着く」とか「ホルモンの調整する」とか、作用があるんですね。
精油をキチンと使えば、僕らの生活や心身に良い作用をしてくれます。
しかし、高濃度ゆえリスクも。
圧搾法で抽出された柑橘系の精油の中には「ベルガプテン」を多く含む精油があります。
ベルガモットやグレープフルーツなどです。
この「ベルガプテン」は、紫外線い反応にする事で皮膚トラブルを起こすもの。
皮膚につけて日光に当たると「炎症」や「色素沈着(シミ)」原因になり得るのです。
また、精油の中には、刺激の強いものもあり、ヒリヒリしたり熱感を覚えるものあります。
そんな精油を食べるのは、のどの粘膜を傷つけてしまったり、肝臓や腎臓などの臓器にダメージを与えてしまう事も。
実際に、精油を口にしたからだと思われる、健康被害の報告はあります。
・精油は食品ではなく雑貨
・薬理作用があって、健康被害が出ている
そういった事があるため「精油は食べられません」と言われています。
「食べる派の人たち」の意見
しかし、精油を「食べる派」の人の意見もあります。
食べる派の方々が、おっしゃることは
「精油のグレードが違う」
という事。
その方たちが使っているメーカーの精油は、他のメーカーと比べて、グレードが違う。
「雑貨」ではなく「食品添加物」として輸入許可を認められている。
だから、食べてもいいんだ。
という意見があります。
また、芸能人が雑誌で
「このメーカーの精油を美容として飲んでいる」
というインタビュー記事がありました。
芸能人がそう話すと、マネしたい人が出てくるのも当然でしょう。
そんなインタビューがあれば、食べる派の人たちは
「この芸能人も愛用しているんだ!」
とブログやSNSでアップして
「精油は食べてもいい」
という情報が拡散されています。
だって、食品添加物なんだもん。
そりゃ食べていいよね。
そう思われるのも、当然の事でしょう。
また、食べる派のとあるメーカーでは、独自に研究をし、エビデンスを得ています。
精油を食べる事に関しても、データを取っていて、食べる事がOKだとされているんです。
・「雑貨」じゃなくて「食品添加物」
・きちんと研究し、エビデンスがある
そう聞くと
「精油って食べてもいいんだ」
って思うのは、自然なことだと思います。
それぞれの正義がある
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