人工人類、自然人類

人間のさらなる進化を目指して脳を巨大化してみてはいかがかという記事を先日書いた。そこで思ったのですが、その姿はまるで宇宙人のような見た目になるのではないだろうか。

人間の頭部を増大させることができたとする。増大する脳を支えるための骨格、筋肉、そして供給エネルギーの問題は、体を縮小させることで解決できるかもしれない。増大した脳が消費するエネルギーの増加分と、縮小した肉体が消費しなくなったエネルギーの減少分が釣り合えばいい。

骨格や筋肉は、肉体が小さくなるならもっと少なくていい。虫が大きな体を数本の細い脚で支えているのがいい例だ。また、脳体積の増大に引っ張られて、付近にある臓器も副次的に巨大化する。眼とか耳とか。しかし、眼の機能は従来ほどもあれば十分なので、光情報を制限するために黒化する。

ほら、そういう姿、なんかSFとかで見たことありませんか?
そういう人工的な、人為的な進化によってAIに勝利した人工人類の姿は、一般的な美醜の感覚とかけ離れてしまったため、自然人類との共同ができなくなり、新知性によって生み出した宇宙船に乗って放浪している、かも。

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