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【日記】ひまわり学級

入学後数ヶ月で全く行かなくなって卒アルにも載らなかったけど、中学はひまわり学級にいた。
名称はもちろん違うけど、便宜上支援学級=ひまわり学級として当時のことを振り返ってみる。

ひまわり学級と言っても地域や学校ごとにかなり差があって、わたしが通っていた学級は主に発達障害が対象で、少人数ではあるが9教科の授業も期末テストも普通にやっていた。

不登校になったので中1の初期しか思い出がないけれど、クラスメイトは9人くらいで、半分くらいが小学校は通常学級にいた子たちだった。
だけど中学からひまわり学級に行くということはそれなりの問題があるということだった。

通常の授業では、国語や数学など5教科の授業は各学年ごとに中学校の教科書通りに進めることになってはいるんだけど、ほとんどの時間が雑談か注意で終わる。
授業中に喧嘩をしたり、紙飛行機を飛ばしたり、教室を飛び出して支援員の先生と廊下で鬼ごっこが始まったりと何でもありだった。
当時の担任が新規採用された若い先生でひまわり学級に理解すらなかったのも影響しているだろうけど、授業崩壊しててすごかった。

普段の授業がそれなので、当然勉強はほとんどできない。
だけど成績を付けないといけないので、中間期末のテストは普通に行われる。
テストは一応中学校の教科書通りにはなっているけど、先生が違うので通常学級とは別のものが作られる。先生も子どもたちが解けるように合わせて作るので、必然的に点が取りやすい。

ひまわり学級の成績は通常学級と同じように付くし、成績だけ見ればひまわり学級にいることはわからない。
成績の付け方は相対評価というわけではないと思うけど、テストの内容、授業態度ともに通常学級よりもかなり甘いと思う。
実際にわたしは中1の一学期末にはほとんど学校に行けなくなっていたにも関わらず、テストで高得点だった教科は5を取れていたし、授業中も特別な努力はしていなかった。

ちなみにこれはライフハックなんだけど、この成績は高校受験にも使える。例えばひまわり学級で好成績をおさめて、偏差値の高い高校に推薦で合格することも可能だ。
先輩からの噂では過去にそれをして都立トップに進学し、難関大学に入った人もいるらしい。
公立中学の内申稼ぎは地獄なイメージがあるし、内申目的でわたしに優しくしてくれる通常学級のお友達も多かったから、あまり良くないシステムだと思う。

尺的にちょうどいいので今回はこの辺で切り上げるけど、ひまわり学級でのエピソードはこの他にもまだいくつかあるので今後触れていきたいな。

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