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#75 自分軸と相手軸

仕事でもプライベートでも、物事は相手軸で考えた方が良いでしょう。
勿論、自分軸はとても大事です。結局、何をするにしても自分の為になります。
ただ、相手に自分の事を理解してもらうより、相手の事を自分が理解するように努めたほうが話は早いし、自分の為にこうしてほしいと何かを訴えるのではなく、相手にとって良い結果にするためにはどうしたら良いか。を考える方が余程健全でしょう。

【自分軸】
自分軸を持つことは大事です。自分軸で動かなければ、何事も始まらず、進みません。
自分から動かなければ、いつまでも誰かに与えられ、左右される人生を送ることになります。

自分軸が強すぎる人の特徴として、コミュニケーションで問題を起こしている人を見かけます。
・自分の事を理解してほしい
・あの人だけは私の全てを受け止めてくれるだろう
・言わなくても、伝わる。

結構、以上の事を言ってる人が多い印象です。
男性であれば”漢は背で語る”美徳に憧れて何も言わない人が多いです。
何か秀でた才能や結果を持っていない人で”漢は背で語る”と明言し、実際語っている人、あまり見たことありません。
背で語る人は、誰かが代わりに語ってくれています。それは周りの人なのかもしれないし、自分の成果かもしれません。

また、”ありがた迷惑”という言葉もあります。
相手のことを推し量るのに失敗し、コミュニケーションでミスが起こってしまうことです。

この2つの事柄は、基本的に自分軸で物事を考える人に多いです。
「自分はこう考えるから、こうしたら喜ぶだろう」
「自分はこうされたら嬉しいから、こうしてみよう」
「私(僕)がいないと、仕方ない人だなぁ」と。


【相手軸】
周りの人と上手く付き合っていく時は、相手軸で考えていくことが大事です。
相手軸で考えすぎて、何もできなくなると本末転倒ですが、相手がどう考えているかを想像し、それに応える形で行動する。これだけです。

質問です。


お腹が空いている人がいるとします。
あなたは片手にパン、もう片方の手にお金を持っています。どちらを渡しますか?


パンを渡すと思います。
ですが、両方役に立ちます。ここでお金を渡す人は沢山考えた人だと思います。
「今はお腹が空いているかもしれないが、お金を渡せば、後でいっぱい食べられる」
「お金があれば、ここで栄養失調になったとしても、病院で治療が受けられる」
「結局全員好きなのは金」
と言った感じでしょうか。

ただ、シンプルに考えてほしいのですが、お腹が空いている人は、お金ではなく、パンが欲しいでしょう。
要は、結局相手の為だと思っていても、自分のエゴが入り、相手の為にならない状態です。これはいつの間にか相手のことを思っていたら、自分事で考えているパターンです。

相手の状態や行動を見て、ベストな提案や話をすること。
これが相手軸で考えることです。

最後に一言だけ。

日本人は外国人の方にthank youと言われたら、your welcome!と言う人います。
海外の方はthank youと言われたら、my pleasureと言う人がいます。

なんの違いなんでしょうか?

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