#56 早く行きたいなら1人で行け。遠くに行きたいならみんなで行け。
アフリカの諺なのですが、かなり気に入っており、頭に焼きついてます。
意味は読んで字の如くです。なので私なりの解釈で話を進めます。
渡り鳥は大陸から大陸を渡る時、V字飛行で隊列を組んで飛びます。
効率よく風を受け、少ない体力で効率よく飛ぶための知恵ですが、
先頭の鳥は体力があるわけではなく、先頭を交代しながら飛びます。
1匹では飛べない距離を全員で飛ぶための知恵が本能レベルで備わっているということです。
また、他の大型の猛禽類からの襲われるリスクを減らす意図もあります。
総じて言えることは、鳥さんすごいってことです。
陸上競技は個人プレイだと思う方はかなり多いと思います。
実際、走っているのは1人だし、リレーや駅伝もバトンや襷をつなぐ、刹那のタイミング以外は1人です。実際私も、私のいたチームも、ほぼ全員が自分の競技結果に拘っていたし、自分の競技を優先するので応援は2の次でした。もちろん、大学スポーツは”プロ”という言葉もちらつきます。なので自分を優先するのもわかります。
ですが、実際のところは集団スポーツです。”責任を持って自分の仕事をする”ことでお互いを信頼し合います。これは強い学校や何かポジションに就けばわかると思います。
私も本来は1人で何かを進めるのが得意で、その方が早いと思っているタイプです。
ですが、社会人になり、自分の能力はそこまで高くないし、できることに限界を感じる場面も増えました。勿論、必要なことは自分でやりますが、もう1人自分がいたらなぁと思う時もあります。
友人が陸上競技を本業にする準備をしており、最近その話を少し聞きました。
やはり4人ほど志を共にする仲間がいたり”仲間”の存在は大きいと伺えます。
仲間がいればお互いの強みを活かすことができるのでレバレッジが効きます。
してみたい仕事がたくさんあるので、多くの仲間を集めて自分の強みと仲間の強みを活かせるようなチームを作る必要があると最近は強く思います。
ただ、チームを作るにせよ、私は周りの人が手を組みたいと思える人間か?と常に自分に説くよう癖つけています。
今は自分の器を広げることと、実力をつけることを意識していますが、昔から私のことを知っている人間に変わったか聞いてみたいものです。多分、大きくは変わっていないでしょう。
私の目標は『#38 clubhouseをしっかり使ってみる』で触れた通り、頼りにしてくれる人の力になることです。
最近は仕事が楽しくて仕方ないですが、昔の友人達と部活動のように一緒に仕事ができたら、どれほど楽しいだろうかと胸が膨らみます。
自分を磨き、人が集まる自分になること。
人から尊敬され、目の前の人を尊敬できる自分になること。
人を受け入れる器のでかい自分になること。
でかい器を作るためには、人に共感できるためにたくさんの経験を積むこと。
全て大事なことです。
若いうちにできる限り経験と知識を蓄え、自分の将来にむけて鍛錬を積むこと。
苦労は買ってでもせよと言いますが、まさにその通りです。
(もちろん買うべき苦労は選ぶべきですが)
みんなで行くなら、人を受け入れ、手をつなぐ力をつけるべきです。
いってる人より、やってる人、私もやってる人であり続けます。
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