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シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成

シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成(安宅和人 著)

1章:データ×AIが人類を再び解き放つー時代の全体感と変化の本質ー
2章:第二の黒船にどう挑むかー日本の現状と勝ち筋
3章:求められる人材とスキル
4章:未来を創る人をどう育てるか
5章:未来に賭けられる国にーリソース配分を変える
6章:残すに値する未来

■1章:データ×AIが人類を再び解き放つ
強いAI:状況や目的が変わっても対応できる汎用性の高いAI
弱いAI:特定用途向け

AIとデータに得意なことはまかせ、人間味の実現はヒトが行う
「未来=夢(課題解決)×技術(テクノロジー)×デザイン」
(技術だけでは足りない)

■2章:第二の黒船にどう挑むか
企業価値ランキングで日本は、米国・中国・韓国に大敗。
GDPの停滞は人口だけでなく、一人当たりの生産性が伸ばせていない。

・仕事を持たない高齢者
・最低賃金の低さ
・女性の家事の時間の長さ

才能と情熱が埋もれてしまっている状態。
→時間など多様性のある働き方へ、給与水準を価値ベースへ
→配置変換や副業

・データ×AIの成功の鍵
1:多様なビッグデータが取れ、活用できる状態
2:データ処理力
3:データサイエンティスト、エンジニアがいること(日本は理工系が少ない)

・AI-Ready化
1目的・目指す姿
2扱える人材
3対象となる領域
4作り込みのあり方
5データの利活用状態
6市民リテラシー
7データ処理力
8推進状況
9教育システム
10社会全体としてのリソース投下

AI -ready化とともにSociety5.0を作り出す

■3章:求められる人材とスキル
今の社会に合わない人、他とは何か違うように感じる人が未来の価値創造の中心となる
・ビジネス力:ビジネス課題を整理し解決する
・データサイエンス力:統計的、分析力
・データエンジニアリング力:データサイエンスを意味ある形に実装、運用、知覚、気づき力

■4章:未来を創る人をどう育てるか
1リテラシー層:データAIリテラシーを身につけた人材
2専門家層:データ分野の専門家
3リーダー層:専門家層の1割

大学に入るまに学校での数理統計、数学3Cなどの習得。PhDレベルの専門家層を暑くする

■5章:未来に賭けられる国にーリソース配分を変える
・足りない科学技術予算(予算は競争力に直結)
・PhD取得に費用のかかる日本(海外は卒業生の基金で賄う)
・憲法25条は正しいかどうか(全ての国民が最低限の生活を営み、社会福祉、社会保険の向上に努める)

若者への投資を捻出する(社会保障の3%程度)

■6章:残すに値する未来
完全な予測は不可能という前提で何を仕掛けるかを考える。成長の前に星が持たない。(SDGs、残された時間は10〜30年)
→Soceity5.0とSDGsの交点こそが目指すべき

ビジョンから未来をつくる「風の谷」
インフラの問題、病院の問題、教育学校の問題
→最初は子供や高齢者が住めるモデルではない

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