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問題解決 あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術

問題解決 あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術(高田貴久 岩澤智之 著)

問題解決
■1章:問題解決の手順
・問題解決の手順=仕事の進め方
・問題解決の手順は共通。いつの時代もどんな仕事でも共通している。
・3ステップ
 
STEP1 WHERE:問題がどこにあるのか
最初に問題を絞り込む。問題の認識がずれるとその後の原因や対策もずれる。どこどこ分析。

STEP2 WHY:その問題の原因は何か
広く深く原因を掘り下げる。なぜなぜ分析。

STEP3 HOW:ではどうすればいいのか
最後にWHYででた原因に対して検討する。

・HOW思考の落とし穴
感と経験による思い込み、無関心(言われたことをやる)、HOW指示(とにかくやれ)

・6つの思考特性
 1:HOW思考:対策のアイデアが出てくるタイプ
 2:コインの裏返し:WHEREとHOWが強いタイプ。(WHYがない)
 3:原因の決め打ち:WHEREを飛ばしてWHYから入るタイプ
 4:分析屋:WHEREとWHYが強いタイプ(HOWが弱い)
 5:ぶつ切り:全て考えているが、それぞれ別々に考えているタイプ
 6:問題解決思考:全てがつながり検討できている状態。

■2章:問題を特定する(WHERE)
 1:問題の全体を正しく捉える(もれなくだぶりなくMECE)
 2:問題を適切に絞り込む(ロジックツリーや仮設を持った切り口)
 3:論拠をつけて問題を特定する(議論が逆戻りしないために論拠が必要)
   →強い情報(外部情報、直接情報、多サンプルなど)
 
■3章:原因を追求する(WHY)
・分解:元の問題と同次元の問題に切り分けていく。足し算になるイメージ。
・深堀り:元の問題と異次元の因果関係を掘り下げていく。掛け算になるイメージ。深く掘り下げ、見落としがないように広げ、正しく掘り下げたか確認するとう流れ。
・深く掘り下げる(なぜを繰り返す)
・広く掘り下げる(もれなく可能性を考える)
・正しく掘り下げる(事実で確認する。主語を自分として掘り下げる)

効果を高める
・主たる原因に手を打つ
・全体に影響が出るように手を打つ
・浅すぎず深すぎないところに手を打つ
・立場とリソースを考え、分担しながら手を打つ

対策の実現性を高める
・単にやっていないだけの原因に手を打つ
・入ってくる矢印が少ない原因に手を打つ

検討の効率を高める
・いくつかの原因にまとめて手を打つ

■4章:あるべき姿を設定する(WHAT)
問題には2種類ある
1 発生型:誰がどう見ても問題だと思うもの(共通認識ができているもの)
2 設定型:人によっては問題と思わないもの(あるべき姿に照らして問題かどうかを説明必要)

設定型の難しさはあるべき姿の設定の難しさ。

・未来の話でありなんとでも言える
 →視点を定める(WILL:何をやりたいか。CAN:何ができるか。MUST:何が必要か)
・説明が抽象的になりがち
 →具体化する(目的:どちらに向かうか。目標:いつまでにどの程度)
・実現されたか測りづらい
 →指標化する(KGIとKPI)

あるべき姿のチェックポイント
1:現状の延長でもなく、夢物語でもない
2:状況が想像できるように具体的にかく
3:矛盾が生じないようにかく
4:大目的(WILL)、外部環境(MUST)、内部環境(CAN)、それぞれ関連性を持たせる

・あるべき姿を設定するための環境分析のフレームワーク
 共通分析(内部も外部も):3C、SWOT
 外部環境:PEST、5Forces
 内部環境:バリューチェーン、ヒトモノカネ、4P、4M、SPRO

■5章:対策を立案する(HOW)
良い対策案にするには、
・成果につながること(成功要因、失敗要因が何か)
・分かりやすいこと(ゼロからではなく一部変更のうえ、変更点を明確に)
・着実に実行できること(障壁が大きすぎないかどうか)

■6章:対策を実行する
・状況を共通する(進捗会議など)
・小さな問題解決を繰り返す
 →組織の問題解決の「HOW」に対して、メンバーの問題解決は「WHERE」から始める

・着手タイミングを計る
・組織の不文律(見えないルール)に配慮することも必要
・やり抜く意思を持つ
・タスクを見える化する
・ゴールと制約条件を明確にする
・マイルストーンをおく
・KPIの設定
 活動KPI(HOWの対策)
 効果KPI(WHYからの原因)
 結果KPI(WHEREで特定した問題につながる原因)

■7章:結果を評価し定着化させる
・PDPD(やりっぱなし)、DDDD(HOW思考)を避ける。Cから始まるCAPDという考え方
・標準化ができないと組織は成長しない(→横展開して共有する)
・問題解決を仕事の進め方の共通言語に

■本書でカバーするスキル範囲(5ー7)
01スキル:論理思考力
02スキル:仮説検証思考力
03スキル:会議設計力
04スキル:文書表現力
05スキル:分析力*
06スキル:問題解決*
07スキル:戦略立案*
08スキル:プレゼン能力
09スキル:インタビュースキル
10スキル:ファシリテーション
11マインド:価値観
12マインド:行動様式
13全体:リーダーシップ

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