嫌いな気持ちも
「嫌いだ」という気持ち、大切にできているだろうか。「嫌い」という気持ちを持った自分のことを、否定しなくていいと思う。
嫌いなものを「嫌いだ」と言えてはじめて、自分で自分の存在や個性を分かることができるから自分で自分を分からないまま毎日を過ごすことほど、しんどいことはない。
嫌いなものがあると認めることは、自分に対して「自分でいていいんだよ」と言ってあげることと同じだ。
好き嫌いはあってもいいのだ。何かを嫌う気持ちを持つ自分を「心が狭い」の一言で責める必要なんてどこにも無い。
まずは自分の生きやすい環境をつくることを考えていていい。好きなものを好きと言えて、嫌いなものを嫌いだと言える環境を。
好き嫌いの気持ちを表せるようになると、周りの人にも「こんな人なんだな」と思ってもらえるようになる。自分で自分のことを分かるようになるだけじゃなくて、人の好き嫌いの気持ちも知ろうと思えるようになる。お互いのことを認め合える人間関係を築くことができるのだ。
嫌いなものがあることは一見、わがままに思えるかもしれないけれども、実は違うのだと私は思う。好き嫌いがあるということは、自分はこうしたいという軸を持つことであるし、相手のことも分かりたいという気持ちを持つきっかけにもなるから。
はじめは嫌いなものを嫌いだと言うのは難しいかもしれないけれど、少しずつそんな気持ちも自分で許していっていい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?