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3ヶ月休みなく幼稚園に通う長男に見えてきた姿

※2021.2.22タイトル変えました

旧タイトル『毎日幼稚園に行くようになり3ヶ月経った長男の今』

幼稚園に行きたくない長男、下二つの記事の続きです。


幼稚園、行きたいけどお休みしたい朝

ある朝、起きる時間が遅くなり見たかったテレビが見れなくて「幼稚園に行きたいけどお休みしたい」と漏らした長男。「そっか~見たかったんだね~とりあえず朝ごはんの準備するね~」と様子をみる事にした。
まぁ、幼稚園に毎日行くようになってだいぶん経つしな~一日くらい休んでもいいかな、と思いながらパンにチーズを乗せチーズトーストを作る。
朝食を食べるころには「お昼に帰るから迎えに来て」と長男。お、と思いながら「いいよ~」と言っておいた。正直途中で迎えに行く方が先生に説明する事がややこしい感じになるのだが、そこは飲み込む。
食器を片付けていると長男が「やっぱり幼稚園に行く」と。ほぉ~、と感嘆した。あれだけ休みたがっていた幼稚園を、毎日行くようになったとはいえさっきまで休みたいと言っていたのに、行くのか!と。
驚いた、嬉しかった、待ったかいがあった、報われた。色々な気持ちがまぜこぜに溢れそうになった。

できるようになりたい気持ち

長男は最近、やる気に満ち溢れているように見える。2ヶ月くらい前までは一切文字に興味が無かったのが(長男はどちらかといえば数字の方に興味があり、数字は書けていた)自分の名前くらいはだいたい書けるようになった。
幼稚園の当番で連絡帳を返す作業があるのだが、他の子が連絡帳に書いてある名前を読めるのに自分が読めなくて「ぼくも読めるようになりたい!」と悔しそうに言っていた横顔が印象的だ。
時々思い出したように「練習する!」と言ってあいうえお表を見ながらひらがなを書いている。書き順がめちゃめちゃだったり、鏡文字になったり、枠からはみ出したりしているがあえて触れないようにして「練習してるね~」とか「めっちゃ頑張ってるね~」と声をかけるに留めている。
書き順はちゃんとした方がいいのかなとは思いつつ入学までまだ2ヶ月近くあるし、一応「この番号の順番に書くんだって~」とアナウンスはしておいた。

根拠のない自信

他にも幼稚園で1ヶ月毎日コツコツ練習して、ゼロから竹馬が乗れるようになったりもしている。一輪車に挑戦した日には「今日は一輪車した、進まなかったけど、乗れたよ」「ぼく一輪車乗れるんだ」と言っていた。
一輪車をこげないという『できない事』ではなく、一輪車に乗って立てたと『できた事』にフォーカスしている。自分が子どもの頃と考え方が全然違うと夫が感激していた。
自分はできる、という『根拠のない自信』が付き始めている。この長男の様子を見ていて夫と話すのは、親が子供に『してやれる』ことなんて何もないという事。せいぜい余計な事をしたり言ったりしてやる気を削がないように黙って見守る事くらいだろう。
長男は誰に言われるでもなく、自分でやりたい目標を決め、それに向かって自分のペースで歩いている。これからの時代に必要な能力の一つはきっとこれだ。

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