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インタビュー原稿、その2

※おことわり

この文章は僕が『月刊群雛 (GunSu) 2015年 06月号 ~ インディーズ作家を応援するマガジン』

に掲載されたインタビューを加筆修正の上、再構成をして再掲したものです。

本文

・タイトル(~12文字)


二つの時代の『罪と罰』

・キャッチコピー(10~20字)


日ロ制作の『罪と罰』のドラマを比較。

・作品概要、テーマ(200~400字)


私、有坂汀がロシアで制作されたドストエフスキー原作のドラマ『罪と罰 ドストエフスキー原作』と、


舞台を現代の日本に移して制作された連続ドラマW『罪と罰 A Falsified Romance』を観て、


その時考えたことを綴ったエッセイと批評の中間あたりと考えている文章です。文章を書き終えてつくづく、「ラスコーリニコフ的」な気分が全世界に蔓延していると痛感した次第です。

── まず簡単に自己紹介をお願いします

北海道釧路市にて生を受ける。幼少のころより自分の育ったところに疎外感を抱き始め、浜田省吾の「Money」さながらに、ここから出ると固く誓って10代のころを過ごす。

1年の浪人生活を経て北海学園大学の人文学部日本文化学科の夜間部にかろうじて合格し、学生生活を送るが、『ぼんやりとした不安』に苛まれ学業を放擲し、スーパーマーケットでの精肉加工、施設警備員、塾講師やイベント会場の什器設営などのさまざまなアルバイトの傍ら、1日20冊の読書三昧に加えて3本から5本の映画をほぼ毎日見、当時所属していたサークルに時々評論やエッセイなどを発表するという自堕落な生活を送る。

その後、大学を中退し就職を機に上京。商品先物取引会社の営業。現場作業員。古紙回収車ドライバーなどさまざまな職業を経験した後に、ネットビジネスやソーシャルメディアに活路を見出し、ビジネスを展開する。

現在、ホームページ作成ほか、自身のブログを複数運営し、さらにネット媒体では『本が好き』や『リーダーズリーダーズ』『smartnews』等のネットニュースやコミュニティサイト。ポータルサイト。紙媒体では読売新聞などの全国紙にも記事を寄稿する。

その一方で自身の作品を執筆し、小説『遠浅の海』(KDPほか)やエッセイ集『生産性はなくても本は出せる』(同)などの著作を「セルフ・パブリッシング」の形で紙の書籍と電子書籍で刊行する。

2015年5月から2017年の3月まで釧路公立大学にて下山朗准教授(現在は大阪経済大学経済学部地域政策学科教授)とともに下山准教授のゼミ生および学生団体『北海道学生研究会SCAN』の指導を担当。その時のことをまとめた8冊目の著作であり、自身初のノンフィクション『斜めからの視点に立つ~釧路公立大学下山ゼミ生・学生団体SCANたちと分け合った日々~』を刊行し、現在に至る。

◆主な著作

・自伝的小説『遠浅の海』

・エッセイ集『生産性はなくても本は出せる』

◆オフィシャル・サイト


◆Twitter

https://twitter.com/ARISAKAMigiwa

◆Facebook

http://www.facebook.com/arisakamigiwa

── この作品を制作したきっかけを教えてください

日本とロシアで制作されたドラマ版の『罪と罰』が互いにあまりにも鮮烈すぎたので。

── この作品の制作にあたって影響を受けた作家や作品を教えてください

・『罪と罰〈1〉~〈3〉(光文社古典新訳文庫)』 フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー著 亀山郁夫(かめやま・いくお)訳 光文社

・『すらすら読めるドストエフスキー』 桃井富範(ももい・とみのり)著 彩図社

・『ドストエフスキー父殺しの文学〈上〉〈下〉(NHKブックス)』 亀山郁夫著 日本放送出版協会

・『謎とき『罪と罰』(新潮選書)』江川卓(えがわ・すぐる)著 新潮社

・『罪と罰 1~10(アクションコミックス)』 落合尚之(おちあい・なおゆき)著 双葉社

── この作品のターゲットはどんな人ですか

ドストエフスキーの「五大長編」に興味を持っている方なら性別や年齢は問いません。

── この作品の制作にはどれくらい時間がかかりましたか

大体3日ほど。校正1カ月

── 作品の宣伝はどのような手段を用いていますか

オフィシャルサイト、ブログ、ツイッターなどのSNSで行っております。

── 作品を制作する上で困っていることは何ですか

作品に集中する時間が限られていること。

── 注目している作家またはお気に入り作品を教えてください

佐藤優(さとう・まさる)先生の、『甦るロシア帝国 (文春文庫)』(文藝春秋)

立花隆(たちばな・たかし)先生の、『青春漂流 (講談社文庫)』(講談社)

國分功一郎(こくぶん・こういちろう)先生の、『暇と退屈の倫理学 (新潮文庫)』(新潮社)

── 今後の活動予定や目標を教えてください

書評を中心に淡々と書き続け、今後はYouTubeによる動画配信やAncherを使用したポッドキャスト配信、さらには元来行ってきた出版か都度などを行っていきます。

── 最後に、読者へ向けて一言お願いします

これをきっかけにできれば映像をご覧になって下さると幸いです。ロシア版はキツいかもしれませんが……。

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