見習い農家 始めます
熊本県高森町下切地区にお住まいの甲斐さん家で暮らしながら、見習い農家を始めます。
どんなことをしていくか考えたり、実際に野菜の管理をしたり、3日間の準備期間を経て、6月28日から本格的に見習い農家をしています。
今回は、3日間の準備期間のことをまとめています。
遡ること中学生
出会ったのは、中学2年生の時。その時から、「こんなおじいちゃん・おばあちゃんになりたい」と憧れを強く抱いていました。
そして、関わっていく中で、集落の皆さんとも親しくなり、大好きになりました。
甲斐さん主催のイベントに参加するなど、年に何度かお会いしていく中で、甲斐さんと春夏秋冬過ごしたい、日々の暮らしを共にしたい!と思うようになっていました。
高校卒業後、紆余曲折ありましたが、生きる知恵をもちたくましく、遊びが大好きな甲斐さん夫妻と一緒に暮らしながら、農家の見習いをやってみることにしました。
準備期間1日目
着いて早々、猟師さんから「カモシカの赤ちゃんが罠に引っかかった」と電話が!
カモシカは特別天然記念物。下切集落の人たちも赤ちゃんは見たことがないらしく、超絶珍しい機会でした。
初めて見るカモシカは、とってもかわいかったです♡
しっかり声を張って鳴いていました。
続いて、ピーマンの巻き上げの作業をしました。
ヒモを太い枝にクルクル巻いていくのですが、花が落ちたり、スピードも1/2だったり、これからの伸び代をたくさん感じる時間でした。
昼食後の休憩タイムには、どんなことをやっていくか作戦会議をしました。
たくさんアイデアが出てきました。既にあるものの価値から稼いでいくことを目標にやっていきたいと思います🫑📦
自給率100%の夜ご飯後は、テツ子さんと時代劇を見て、好夫さん特製のカラオケをして満喫しました\( ˆˆ )/
「損する仕事もせんと、いい仕事できん」
いい仕事の定義は人それぞれだと思いますが、どんな定義でも当てはまることを伝えてもらいました。
残る・残らない
少し脱線しますが、あなたが農家なら、ピーマンとキャベツどちらを育てますか?
ピーマンは夏野菜として知られていますが、霜が降りる12月頃まで収穫できるようです。キャベツの収穫は1回のみです。
収穫のタイミングが複数あるピーマンは、市場の良い波にのることも何度かあるようです。
収入が安定しない農家の中でも、育てる野菜の特徴によって差があることを知りました。
消費ではなく投資マインド大切ですね。
繋がりを維持する
確かに。よそよそしくなる感じ確かに。
繋がりを持ち続けることを、楽しそうにされていてとてもステキです。
準備期間2日目
ピーマンを収穫し、市場に出荷しました。
日が昇る前から作業を始め、農家になったような気持ちになり嬉しかったです。
少しでも傷があると出荷できないことに、不満を持ちながら、箱詰めをしました。
箱詰めの際、最初は蓋を閉めるために形や大きさを見ながら手探りでしていました。箱をトントンとしていくと自然と整っていくことを教えてもらいました。人間の力を越え、自然の力を活かす1例だなと思います。
午後は、大分県の農家さんの所へ学びに行きました。
いくつになっても、ベテランになっても、学ぶことを忘れず、他の人を見てモチベーションに変えていく姿は本当にステキだと思います。
夫婦間の察する力
熟年夫婦と四字熟語で表せますが、リアルな場面を見るとたまがります(驚きます)。
集落の人たち同士で会う度話す
それぞれの方の良さが垣間見える時間で、とても温かい気持ちになります。
前の前・後の後
どんなことも繋がっているのだから、前の前、さらに前、後の後、さらに後、繋がりを感じながら生きていきたいなと思いました。
準備期間3日目
まず、ピーマンの芯を止める作業を行いました。
他に栄養が運ぶため、日当たりを良くするために芯を止めます。収穫が減るんじゃないかと不安がありつつ、教えてもらいながらしました。
昨日の視察を受け、即改善をされるテツ子さん。すぐに行動に移せるように私もなりたいです。
その後は、じゃがいも掘りの農業体験イベント開催のサポートをしました。阿蘇高菜折り、山菜採り、いもの植え付けなど、定期的に農業体験イベントを開いています。
じゃがいもを掘り、掘りたてのじゃがいもが主役のお昼ご飯をみんなで頂きます。
その後、地トウキビの種まきをしました。秋の地トウキビの掛干しは見事なので、楽しみです。
今後の展望
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