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コミュニケーションを冷たく感じてしまう瞬間に心の中で起きていること

カウンセリングでより良い人間関係をつくる方法 5

「事柄よりも目の前の人」これはカウンセリングを学んだ時に先輩の先生から教えられたポイントです。私はこれをカウンセリングの奥義だと信じています。

言葉では簡単ですが、実際にやると難しい。

たとえば、子どもに大事にしていた皿を割られたとします。

その時に出てくる言葉は、割れた皿を惜しむものであることが多いです。子どもが怪我をしなかったか?の方が大事なのに・・・です。

他には「あんなやついなくなってしまえばいい!」と存在を否定する言葉。

「そんなこと言わないの!」とその発言を否定したり、

「彼にもこういういいところがあるのよ」と目の前の人ではない人の見方をしたり・・・

コミュニケーションのミスは結構起きているのです。

それは目の前の人よりも、事柄の方に目が行きがちだからです。

実は、この事柄に向かいがちなまなざしを、目の前の人に向けるだけで人間関係が改善してしまいます。

逆に、目の前に自分がいるのに、事柄や他人にばかり話題が行く人からは冷たさを感じてしまいます。

その冷たさは、恐怖であったり不安であったり、道具的な扱いをされているというものともつながります。

目の前の人の人格を尊重し、大切にしていきましょう。


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