ユーミンの「翳りゆく部屋」を改めて聴いてみた
昨夜の「マツコの知らない世界」をご覧になっただろうか?
森山直太朗さんとマツコさんの掛け合いが絶妙で、お互いに共感しながらどんどん盛り上がり、大変に面白かった。
森山さんは、「女性の歌声を分析し続ける歌声ソムリエ」として登場。
女性の歌声を25年間、分析し続けられているとか(笑)
特に面白かったのは、独自の目線でジャンル別に分類した【歌声分類マップ】なるものの解説だった。
悟り系、真っ直ぐ系、エンジェル系、等々。
究極の歌声、[ララバイ系]に、先日、私のエッセイで取り上げた手嶌葵さんも登場しました(笑)
マツコさんと森山さんは、共感し合い時に大声が出たりと、それはもう息がぴったり(笑)
そして、[シャーマン系]に入っていたのが、松任谷由実さん。
その中で、森山さんが取り上げられたのが、「翳りゆく部屋」でした。
最後のフレーズ
「輝きは戻らない。私が今、死んでも」
の、歌詞と歌声のすごさを熱く語られていた。
最後のフレーズでドキッとする。でも、絶望感がないのだと。
歌声×歌詞=希望を感じる、曲調がキラキラしているのだとか。
マツコさんも、
「最後、ハッとするわよね。ユーミンの曲って、甘ったれフレーズでも、強靭な精神を感じるのよね〜」
荒井由実時代のユーミンは本当に良い。
いや、今も勿論、素晴らしいのだが、この感想は、荒井由実時代を知ってる世代の共通項といえるかも知れない。
大学に入学してすぐに、長野県出身のサークルの同期の男子がまずやりたかったこと。
「中央フリーウェイを運転すること」
そして、彼はすぐに決行。
「あれは下りなんだ」と、喜んで語っていた姿を思い出しました(笑)
そういえば、私も山手の「ドルフィン」に行ったっけ(笑)
新卒の同期女子5人で。勿論、窓際の席に座りましたよ!
ユーミンファンなら即、おわかりかと存じます。
(ご存知ない方は、「海を見ていた午後」をお聴きくださいね)
すごい坂道だし、当時はいつも混んでいたし、駐車はお店の方にキーをお渡しして、お店の方が車を入れてくださいました。今はどうなのかな?
マツコさんの分析が、『言い得て妙だな』と思いながら伺った。
「10代の頃の方が歌詞が哲学的だし…
途中から、経済を抱えながら歌い始めたじゃない?それで意味の違うものになっていったけど…」
私も改めて「翳りゆく部屋」を聴いてみた。
私の場合は、むしろ、曲の方に衝撃を受けた。
若い頃は、歌詞(特に最後のフレーズ)に心を奪われた。
だが、今改めて聴いてみると、
これはまさに讃美歌だ!!
ユーミンは、ミッション系の中・高一貫校に通っていた。
私自身は、地元の公立校だったので馴染みがなかったが、息子と次女は、同じミッション系の学校だ。
保護者会の時は、いつも讃美歌と礼拝がある。
それももう10年になる。
我が家は無宗教だが、なかなかに良いものだ。
14歳といえば、中学2年生だろうか。
まさに色濃く影響を受けていたはず。
『ああ、ここはパイプオルガンにしたらよく似合う…』
体感として、自然に浮かんだ。
ユーミンも毎日の礼拝で、讃美歌のシャワーを浴びていた頃。
この曲は、他のアーティストからも愛され続け、何人もの人がカバーし、歌っている曲だ。
それを14歳にして、ユーミンは作ったわけだ。
いや、むしろ、14歳だったからこそできた曲、と言えるかもしれないな…
少女の頃の環境が、ユーミンの音楽人生に与えた影響には計り知れないものがある。
そう感じた。
歳を重ねると、また違った視点から面白い発見がある。
そして、実感も伴う。
歳を重ねるのは、面白い。
マツコさん、森山さん、制作の皆さま、楽しいひと時をありがとうございました♪
PS
お二人は意気投合しておそらくこれからも仲良くされるのではないでしょうか(笑)
手嶌葵さんのライブにも一緒に行かれるのかな?楽しい妄想も加わって、素敵な時間を過ごせました♪感謝、感謝です。
長文お読みいただき、ありがとうございました。
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