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「下へ下へ。 しおれても 下へ下へ。」花に思う見えない土の中の力強さは人の心にも繋がる。

18年前に創った自分にとっての代表作と言える作品、あおいぼく一枚絵本〜上へ上へ〜

その別バージョンを18年ぶりに創りました。

あおいぼく一枚絵本〜下へ下へ〜

言ったら構想18年。なのに創ってみたら18年悩んで出たのは「た」から「し」に変えた一文字違い。
あれだけ悩んでなんだかなって思った。
でもきっと18年経ったから、納得するものができたのかもしれない。
コロナ禍だったのが、より創作できた理由なのかもしれないし。

納得いく作品ができるまで18年かかったからどうしても話が長くなっちゃうので、ふたつに分けて書かせていただきます。

今回は創作にあたって作品の比喩的なことを書きます。

見た目からはしおれて見える花も、見えない土の中ではしっかりと根を張っている。
見えない部分の育て方は人の心の中にも例えられるし、人格成長や何かしたらの努力に比喩できると思います。
努力は見えない部分でもあるし、暗い中(夜)でも成長する、特にだから夜にある三日月(月)を描きました。太陽とはまた違う暗闇でも輝く光はあると言う表現です。土の中は土壌、そこに本人がどれだけの努力をするか。

空を飛んでいる蝶々は見た目が華やかな人々。(悪い意味ではないよ)
見た目が例え華やかではなくとも中身の成長はどんな時、どんな人でもできると思うから。

NHKの「ロッチと子羊〜迷えるあなたに哲学を〜」でオルテガの哲学で自分の基準を持ち、自分で深く考えられる『精神的な貴族』になるべきというのが、作品を創るひとつのきっかけになりました。
いつでも感じ取れる出逢いとアンテナは必要ですね。

コロナ禍のこんな時だけれど、悪いことばかりではないです。
みんなに会えない今のうちに成長できることをするのも有りですね。

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