見出し画像

あの頃の一部女子、大体 加瀬亮のことが好きだった説

ふりかえれば2000年代半ばごろ


草食系男子(今は塩顔系男子?)なんて言われていた平成時代に
いわゆる森ガール系女子の心を揺さぶった、アイコン的存在だったのが

加瀬亮さん

だと記憶している


当時私は小学生、確か加瀬さんの存在を認識したのはCMか
映画『ハチミツとクローバー』や『めがね』辺りだったと思う
カッコよくて爽やかで、少し陰がありながらも
笑顔がかわいいお兄さんってイメージを持っていた


それから成長するにつれて
『それでもボクはやってない』を観て 痴漢冤罪の苦しみを知ったり、
『硫黄島からの手紙』では兵士たちの苦悩や戦争について考えさせられ、

『パコと魔法の絵本』では 小池栄子さん演じるドS看護師に噛まれまくるw 気弱だけどかわいい男性にキュンとさせられたり、
『インスタント沼』では 麻生久美子さん演じるジリ貧女子のパンクなバディが良かったり…

ほかにも『ありふれた奇跡』『ストロベリーショートケイクス』などなど、
役の振り幅やギャップを感じて
ますます推し俳優さんになった




いま、気軽にシェアできる作品として
定期的にいまだに観ているのが
2010年にリリースされた

YUKI「2人のストーリー」


ほんの少し前まではショートVer.しか公式にアップされていなくて残念だったけど、
気づいたらフルVer.で公開されるようになって
めっちゃ嬉しかった

MVで加瀬さんは彼女役、YUKIさんは彼氏役を演じていて
紆余曲折ある同棲生活が描かれている

彼氏が浮気性の設定で
浮気現場を目撃して悲しい表情からの、
仲直りをして徐々に笑顔になっていく彼女の繊細な表情が特にお気に入り

本当に楽曲もMVも素晴らしい




アダルトな作品で言えば
やっぱり2005年公開 官能オムニバス映画

『female』の「玉虫」


まだ今みたいにサブスクが充実する前は
休日の度にレンタルビデオ店へ通い尽くしていた小学生時代

メジャー作品もたくさん借りたけど、
マイナーでマニアックな作品ばかり集めた棚に夢中で
そこで『female』の存在を知った
(同じくその棚に並んでて何回も借りた『Jam Films』の派生作品だと のちに知ってびっくり)


この作品はR-18指定とのことだけど、
レンタル版はR-15とかだったのかな?
わかんないけど、その頃はまだ自分のレンタルカード作れなかったから
連れてきてくれてた親のレンタルカードで借りたと思う(まだゆるい時代でした)


人気小説家と有名監督陣が官能を描きつくす作品、
思春期だった私は圧倒され尽くした記憶がある

加瀬さんは石田えりさんと水分量の多い激しい濡れ場をされていて、
それまでどっちかって言うとおとなしい青年の役のイメージが強かった分
今でも忘れられない


この間この映画のインタビューが読みたくて検索したら、

塚本監督「加瀬さんが頑張り過ぎちゃって見えてしまい、デジタルで隠しました。僕はあんまりデジタルを使わない監督ですが、こんなところで使ってしまいました。」

『female フィーメイル』長谷川京子、高岡早紀プレミア試写会舞台挨拶


と書いてあって、
確かにあの激しさはすごかったもんなと思いつつ
えっ?前バリなしだったの...?ってなった


今みたいにインティマシー・コーディネーターなんていない時代だろうから、
そんな時代の俳優女優さんたちは色々大変だったのかなぁとも思った




『SPEC』や『アウトレイジ』辺りから
徐々にそれまでの女子ウケパブリックイメージを変えたかったのかなと思い始め、
海外の作品参加も目立ち始めて
露出の方はゆったりになっていった印象がある


からの、


現在公開中の『首』のエキセントリック織田信長の予告観た時のワクワク感はエグかったw


キャストインタビューで久々に喋るお姿が観られて嬉しかったし、
みなさんの役や作品や北野武監督に対する語りが聴き応えあった


カンヌ国際映画祭


完成披露会見(一部)


完成披露会見(全体)



2023年11月28日現在、TVerで配信されてる
行列のできる相談所の番宣もよかったなぁ





改めてこうやって振り返ってみると
ゆるゆると15年近くはずーっと気になる存在なんだなって思ったし、露出は控えめでも、
控えめだからこそ たまのインパクトがすごいのかなと
益々気になり続けるであろう役者さんだと感じてる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?