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テレビ番組の感想を書いて、お金がもらえる苦楽について

子どもの頃からテレビがなによりも大好きで
小学生で既にテレビの裏方になりたい!と公言し、
当時憧れていたバラエティー番組のプロデューサーの方に奇跡的にイベントで会えて
2S撮ってもらったくらい(今でも宝物)、
キラキラした気持ちで将来を決めていた。

でも持病でそれどころじゃなくなり、絶望。

人並みの人生から大幅に外れた自分に一体何ができるのか、どうすればいいのか、
毎日毎日苦しくて仕方がなかった時に
テレビ番組の感想を書いて報酬が得られる番組モニター募集のCMをたまたま観て応募、
見事に落選…

クソがと、やさぐれた気持ちを抱えながら
それでもっ、と局を変えてみたところ
まさかまさかのスルッと初採用!

人生で初めて自分でアクションを起こして
受け入れてもらうという経験をして、
もう死ぬほどうれしかった。


いざ開始、

指定された番組を観る

文字数以上以内に感想を書く

締め切りを守る

この3つをひたすら繰り返す毎日

興味のある、素晴らしい番組だったらいくらでも湯水の如く感想が溢れるが、
全く興味のない、退屈な番組を強制的に観せられて感想を書くという行為が
これほどまでに苦しいものなのかと初めて思い知らされた。

中には聞きたくない、観たくもない、
グロテスクな現実も容赦なく突きつけられて
初めの頃は泣きながら何とか書いて提出した日も…

それでも番組を制作されている方々へのリスペクトは忘れず
性格的に途中で放り投げることは絶対にしたくなかったので(まあお金がほしいので)
負けず嫌いが功を奏して初任期を最後までやり遂げることができた。

1本終える度にプチ達成感は味わえるけど、
全て無事終了した時の達成感というのは
たまらなく最高なものだった。

あれから根気強く応募し続けて
まさか8年も続けられてるなんて、
改めて振り返ると不思議な気分。

一体役に立ててるのか分からないままだけど
社会に馴染めない人間が唯一できることって意外とあるんだなと思えた。


そしてこの間 応募して初めて落とされたので
もうきっと潮時なんだなと思い、
潔く身を引くことに。

でも8年間 採用され続けたという事実と
とんでもない量の様々なジャンルの番組を観続けたこと、
インプット&アウトプットを毎日欠かさなかったことは確実に糧になった。

やっぱり自分は書くことが大好き
文章で伝えるという行為に快感を覚えることが分かったので、
今年はそんな得意なことをさらに伸ばせるように
ゆくゆくはそれでお金を頂けるように
新たな挑戦を始めようと思ってる。

どうなるかわからないけど自信しかない。


ウソです、弱気だけど、強気でやってみる💪



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