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幼い頃が肝心!親子の豊かなコミュニケーションは学力UPへの投資です。

前回の記事では学習習慣をつける為には、まず生活リズムを整えて、毎日のルーティンワークの上に学習時間を確保するお話をしました。

さて学習を始める前に一つ見直しておきたいことがあります。

一日10分!親子のおしゃべりが学力UPへの投資です。

親子の会話すらまともに取れてない状態をイメージしてください。いきなり今日から「お母さんと一緒に勉強しよう」と大人の都合を持ちかけた時に子供は素直に受け入れてくれるでしょうか?。好きでもない勉強だけをすんなりやってくれるでしょうか?。

自分の話しを聞いてもらえない事は誰にとっても辛い事です。自分は受け入れてもらえない。そんな不信感に繋がります。

双方向の会話がきちんと交わせるようになると、信頼関係が生まれます。信頼関係が生まれると、本音だったり、本当に感じた事、聞いてもらいたい事がどんどん湧いてくるでしょう。

語彙が多い大人と話す事で語彙を増やすきっかけとなります。毎日あえてお子さんと「会話」をする時間を意識してしてみませんか?。

猛烈に忙しい親御さんにやっていただきたいワーク。

タイマーを用意します。テレビ、スマホ、音が出るものは一切やめて、家事もやめます。今日1日であった事、楽しかった事、嫌な事、面白かった事等10分間話します。普段、命令ばかりの日々を送っていると会話が続かない方が多くいらっしゃいます。その場合は細かく質問して答えやすくしてあげよう。

NG例 漠然としすぎている質問

「今日学校どうだった?」→よくある答え「普通。別に。」

具体的な質問をしましょう。どんな風に思った?感じた?まで聞けるといいですね。

「今日のお弁当のおかずはどれが一番美味しかった?」

「今日の国語はどこをやったのかな?」

「今日は休み時間は誰と遊んだの?」

親御さんもお仕事だったり、スーパーでの買い物の様子。通勤、運転中の話。日中お子さんと離れていた時間帯の話等してあげてみてください。くだらない話でも構いません。しっかり時間を確保して親子で会話。これを1週間以上続けてみましょう。

親子の会話は侮れない!思考力、表現力のスキルアップへと繋がります。

家庭で豊かな会話が日常的に交わされるようになると、外で

人、クラスメイト、先生の話を聞けるようになります。

結果的に授業を聞く子に育ちます。授業を聞き、参加ができる子は自ずと成績が上がります。また、ディスカッションの際に人の話を聞いた上で、自分の意見を言えるようになります。

これからの教育で一番評価されていく思考力、判断力、表現力のスキルを家庭の会話によってアップする事ができます。机に向かわなくてもできる事なのでぜひ取り入れてみましょう。

学習環境を整えると、自分から勉強がしやすくなる!

親子のコミュニケーションが改めて取れるようになったら、学習時間を設定します。場所も設定してください。テレビがつきっぱなし、気が散るオモチャ、漫画が視界に入らないようにします。


これは各ご家庭の生活スタイルによって異なります。お子さん帰宅直後の疲れがひと段落して、スムーズに取り組める時間帯を見つけてみましょう。我が家の場合は夕食後ひと段落した20時から始めています。夕食前の方、帰宅後、宿題と一緒に済ませるご家庭、様々です。


親御さんに比較的余裕が出る時間帯がオススメです。親御さんが横について学習を見てあげることで、親子のコミュニケーションの時間にもなります。

どのぐらい勉強させたら効果があるの?
家庭学習を習慣化させるのでしたら、学年x10分です。この時間は子供の集中力が持続する時間です。年齢が低くなればなるほど、一回で集中できる時間はどんどん短くなります。


小さなお子さんに学習させる場合、5分ごとにテーマを変えてあげると長くて1時間集中する事ができます。個人差があるのでできなくてもがっかりしないでください。例えば、5分音読、5分計算、5分英単語の暗記 等です。

宿題については大抵の場合、学年✖️10分を目安に出されています。あまりにも時間がかかる時は要注意です。お子さんが授業の内容をよく理解できていない場合があります。どこで、何に躓いて時間がかかっているのか確認してあげましょう。

単純にドリルの計算式をノートに書き写すのに時間がかかっているようでしたら、式を読み上げてあげたり、ドリルのコピーを取りノートに貼り付けて書き込むだけにするなど、手助けしても大丈夫です。

ゴールはその計算ができればいいのですから、ちょっとした工夫で手助けしてあげましょう。私達は精神の鍛錬の為に宿題をしている訳ではありません。

さて、次の記事は教材選びについてです。


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