2024.08.24 マードックからの最後の手紙
母校の音楽室の窓から、「マードックからの最後の手紙」が聴こえてきました。吹奏楽部の合奏練習でしょうか。
懐かしいな。
小学生のころ、わたしもあの音楽室でこの曲を吹きました。
楽譜なんてもうどっかにいってしまったし、卒業して以来吹いてもいませんが。
どうしてでしょう。
いち音いち音、すべてのパートの音が、わたしの頭の中で鳴っています。まるで、わたしもあの合奏に混ざっているみたい。
そして音源があの音楽室なら。
風が音を空へと運び、その空は巨大なスピーカーとなって、音をこの街に降り届けてくれてようです。
音が、どんどん落ちてくる。
ちょうど、わたしの涙と一緒に。
それはもちろん、楽しそうな涙。
そのしずくは地面で弾けて、踊っています。
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