マガジンのカバー画像

Poem

169
Arimの詩…風のなかを通り過ぎる時、今日はどんな風景が広がるだろう…。それは、林の中を吹く風とは限らない。街の中を吹く風、貴方との境界を渡る風。…詩と歩く。
運営しているクリエイター

#エッセイ

Poem)光の在処に…詩3篇

Poem)光の在処に…詩3篇

ー世界が、平和とはどんどん遠い場所へ進んで行きそうで、悲しい限りです。弱い立場の人達がいつも犠牲を強いられて、悔しく愚かなことですね。戦争反対です。ー Arim

1「武器は持っていません」

武器は持っていません。
今日生きていることが武器です。
いのちを愛し、いのちの縁を大切に心に刻み、
良いことを思考できることが武器です。
今日いのちあることが、神様から頂いた
最大の生きるための武器です。

もっとみる
Poem)空が青くて大きくて…

Poem)空が青くて大きくて…

鳥が飛ぶのは何故だろうね。
花が咲くのは誰が決めたの。
空が青くて大きくて。
理由はわからなくても、
みんながそんな景色を知っていることは、
案外多くて。

悲しいと胸が痛い。
辛いと涙がこぼれそうになる。
笑顔が光のように思えるのは、
そこがいつも希望の灯が着火する場所だから。
経験していて、みんなが知っている心の言葉は、案外多い。

本当は隣の人の気持ちもよくわかる。
耳を澄まして、心を静めて

もっとみる
Poem)花が咲くように、風は…

Poem)花が咲くように、風は…

懐かしい風が吹いてくる。
風そのものには匂いも音もない。
時々風が連れてくる風景は、
オーロラの裾のように、
風が衣を翻して通り過ぎながら
垣間見せるもの。
花が咲くように、
風の置き土産の包みが、
そっとほどかれる。

風は透明だけれど、
その体の中は時打っている。
風は、時の顔だと思う。
風は、時の手だと思う。
風は、時の足だと思う。

風は、遠い記憶を今に、
今日の記憶を明日へ運ぶ。
風は幼

もっとみる
Poem)アのつく言葉から

Poem)アのつく言葉から

言葉の力、というものを考える時に、
ア、ン、という音は始まりと終わり。
アは開いていく、ンは内包して閉じていく。
宇宙の音がそこの中に全て包み込まれる
ような気さえする。それぞれの音に色が
あって、意味があって。
意味としての言葉と音というものを
大事に思う。

“ア“という言葉について、先日少々考えていた。
アの音は始まりであり、開いていく力のある
強い生命力を持つ言葉であると思う。

即興だが

もっとみる
Poem)イマジズムの詩、についての詩と雑感

Poem)イマジズムの詩、についての詩と雑感

「夜のプリズム」Arim

夜のプリズムは
星に光を灯していく
真っ暗な闇に
誰かが置いていった
割れたガラスの器

球体は壊れて
多面体になり、
誰かの希望という名の落し物
を集めるのだが
何しろ器は
割れているから
自分一人にとどめておけず
漏れ出る光が
乱反射するのだ

…日頃Twにては、時々140字以内の詩を
Upします。
今は休止中ですが、半年ほど前に #言の葉つづり というTw連詩を試

もっとみる