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Poem)光の在処に…詩3篇

ー世界が、平和とはどんどん遠い場所へ進んで行きそうで、悲しい限りです。弱い立場の人達がいつも犠牲を強いられて、悔しく愚かなことですね。戦争反対です。ー Arim


1「武器は持っていません」

武器は持っていません。
今日生きていることが武器です。
いのちを愛し、いのちの縁を大切に心に刻み、
良いことを思考できることが武器です。
今日いのちあることが、神様から頂いた
最大の生きるための武器です。


2「人を愛するために生まれてきた」

人を愛するために生まれてきた。
小さなものたちの眼差しに包まれて、
風や雨や日差しに抱かれて。
地球に立つ。
1人ではない。隣人と。
希望の光を瞳に湛えた生き物たちと。
いのちの鼓動から伝わる数えきれない光が、
泉のように湧き出ている響きに耳傾けて。
歌を歌うことができる。
葉や茎や枝を楽器に変えられる。
優しい言葉を告げることができる、
それはなんて心地よい時間となるだろう。
愛してみて。自分以外のあなたを。


3「良いことが夢のように始まるように」

冬の荒地から、奇跡のように葉が芽生えることを知っている。

道を叩きつける激しい雨が、目の前を覆い、
昨日までの青空は幻のように消えていこうとする、だがそんな時、閉ざされた視界が俄かに開け、
厚い雲が逃げるように立ち去り、空が急激に晴れ上がり、光が青空を照らし出す日があった。
それは今日。
良いことが夢のように始まるように、
光の在処に通路を開ける。

#詩 #現代詩 #Arimの詩 #エッセイ

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