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Poem)イマジズムの詩、についての詩と雑感

「夜のプリズム」Arim

夜のプリズムは
星に光を灯していく
真っ暗な闇に
誰かが置いていった
割れたガラスの器

球体は壊れて
多面体になり、
誰かの希望という名の落し物
を集めるのだが
何しろ器は
割れているから
自分一人にとどめておけず
漏れ出る光が
乱反射するのだ


…日頃Twにては、時々140字以内の詩を
Upします。
今は休止中ですが、半年ほど前に
#言の葉つづり というTw連詩を試み、
また同時に#イマジズムの詩 を
発信しております。

“イマジズム“とは、日本の詩の歴史では、
昭和初頭のモダニズム運動で書かれたもの
を連想致します。

モダニズムの詩の筆頭として、
西脇順三郎の「Ambarvalia」や、
竹中郁の「象牙海岸」そしてなんと言っても
“イマジズムの詩“としては北園克衛の実験的
な詩を見ることによって、日本語の詩では
これ以上のものはないという感じを
受けました。

私が今用います“イマジズムの詩“とは、
当然、当時のモダニズムの詩を想いは
致しますが、踏襲しようというものでは
ありません。

現代という時代の中で、日常の場面が
詩の時間に変わる時、そんな瞬間を
日常の言葉で新しい意味を翻すように、
ビジュアル的に表せたらいいなと思うのです。

驚かせるような、突拍子もない言葉も
使いません。真新しいような形式も
取りません。それは、逆に古い発想に
変わってしまうものだと思います。
詩の命が、今という時間を脈打つもので
ありたいと思います。

普通のわかりやすい言葉を使い、
どのくらい言葉に癒着した意味から脱却
できるものか、習慣的な手垢のついた意味
から新しい次元へ飛べるだろうか、
というような理想を持ちます。

日常のふとした一瞬の時間に
新しい空気を吸うように、
小さな1篇を、
続けてみたいと思っています。



「イマジズムの詩」ahttps://twitter.com/hashtag/%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AE%E8%A9%A9?s=03 


「言の葉つづり」
ahttps://twitter.com/hashtag/%E8%A8%80%E3%81%AE%E8%91%89%E3%81%A4%E3%81%A5%E3%82%8A?s=03 




#詩    #現代詩 #エッセイ #イマジズムの詩

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