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Poem)アのつく言葉から

言葉の力、というものを考える時に、
ア、ン、という音は始まりと終わり。
アは開いていく、ンは内包して閉じていく。
宇宙の音がそこの中に全て包み込まれる
ような気さえする。それぞれの音に色が
あって、意味があって。
意味としての言葉と音というものを
大事に思う。

“ア“という言葉について、先日少々考えていた。
アの音は始まりであり、開いていく力のある
強い生命力を持つ言葉であると思う。

即興だがアットランダムに、アのつく言葉を
あげながら、繋げてみようかと思った。
もちろん韻としてのアを含む。
愛、あなた、会う、朝、頭 、足、汗、飽く、雨、天、赤い、青い、明日、あちら、穴、兄、姉、

明日の朝、あなたに会いたい。
雨であったら赤い傘をさして、
足には長靴を履いて
晴れて青空が出ていたら
汗ばみながら
兄、姉と一緒に
暑いさなかをあなたに会いに
行きます。
待つのに飽きたら
熱いコーヒーを飲んで
新しい話題をひとつふたつ
考えて
秋空に淡い思いを集めて
蟻が巣穴に宝を運び込むように
輝く時間をかけて
待っていようかと
思います。

#詩 #現代詩 #エッセイ

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