見出し画像

Poem)空が青くて大きくて…

鳥が飛ぶのは何故だろうね。
花が咲くのは誰が決めたの。
空が青くて大きくて。
理由はわからなくても、
みんながそんな景色を知っていることは、
案外多くて。

悲しいと胸が痛い。
辛いと涙がこぼれそうになる。
笑顔が光のように思えるのは、
そこがいつも希望の灯が着火する場所だから。
経験していて、みんなが知っている心の言葉は、案外多い。

本当は隣の人の気持ちもよくわかる。
耳を澄まして、心を静めてみたら。
そんな幻想が絵本から飛び出てくる、
現実という場所。

時々、良いことへ向けるイマジネーションに、懐疑的になることだってあるけれど、
そんな時は、水道の蛇口を捻ってみるといい。迸る透明な水に触れてみる。

何を感じる?…クイズの答えを求めるように、もっともっと人類の水路(みずみち)への時間を遡るといい。

水がここに運ばれてくる人類の知恵に包まれて、今日私はここにいることを、急に鮮やかに知る。
水の時間を考えることは、人が傲慢さから
敬虔な心と優しさを取り戻せる時間のひとつだと思っていて。

#Arimの詩 #詩 #現代詩 #エッセイ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?