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対人支援職に対するサポート

はじめに

今回は前回の続きです。前回は個人で仕事をしようと思った経緯をざっくりと書きました。今回は具体的なことについて書いていこうと思います。

station~イランカラプテ~

station=「駅」「発着所」「事業所」「基地」など色々な意味が内包されている単語です。

イランカラプテ=アイヌ語で「こんにちは」「あなたの心にそっと触れさせていただきます」という意味を持ちます。

私は自分がサービスを提供する場をこのように名付けました。支援職の水先案内人(=コンサルティ、時にバイザー)として、みなさんの困りごと、悩みごとに合った形でサービスの提供をしていきたいという想いが強いからです。私がご案内出来る場所は、SVやコンサルテーションという言葉がつくような機会かもしれませんし、グループでの活動や、時に湯治場~秘湯カリンの湯~かもしれません。

*カリンは私の愛猫です。マスコットだとでも思ってください。

経験年数、資格に関わらず1人1人をリスペクトし、オーダーメイドのサービスを提供していく場所が 、station~イランカラプテ~です。

コンセプト

臨床家として、私は言葉を大事にしています。アイヌ語はロスト・ランゲージ、失われそうな言葉と呼ばれているのはご存じですか?
そもそものアイヌ語は文字がないと言われ、話言葉として用いられてきました。そのため、話せる人が増えない限り、言葉は絶滅してしまいます。興味がある方は調べてみてくださいね。他にもハワイ語など心あたたまる言語が失われようとしています。
さて・・・話を元に戻します。「臨床の知」はエビデンスに負けるんだろうか?と疑問に思ってきました。

エビデンス・ベースド・アプローチ(EBA)、大事ですよね。でも、我々の営みはそれだけでしょうか?
有形無形の心を扱い、時に言葉を、時に言語以外での表現を通して、他者の心を見ていく仕事にエビデンスっていう有形のものが優位な世界ってあるんだろうか・・・。

私は「臨床の知」を失って欲しくないと思います。
それは臨床心理にはもちろん、公認心理師の方にもです。私はダブルホルダーですが、公認心理師ホルダーの方にこそ、目には見えない知識やスキルの大切さ、いかに心を扱うこと、人が生きていくことが難しいかを感じて欲しい。そう願っています。
自分の知識、経験、スキルを口伝していくというコンセプトです。

セルフケアへの意識の低さ

私も含めてだと思いますが・・・自分のことをケアしようと、みなさんなかなか思いませんよね?
自分の感情を置き去りにし、支援する相手や現場と向き合っている。セルフケアって大事で・・・それは誰かと語らうことで生まれるものなんじゃないかなと感じます。実際に話すかどうかは別として、共に同じ時間を過ごす、同じ体験をすること、感情の共有があることって大切なセルフケアの一つだと思います。

ただ・・・私たちは、職業人としてのペルソナとして「健康」の仮面をつけなければならないという強迫観念に晒されています。
でも、対人援助職として、私の場合は臨床家ですが・・・そうである前に1人の人間です。
気持ちは揺れますし、それを近しい人には職業上の守秘義務で話せないこともあるかと思います。
また、相手が心理職だから”解釈されたくない”という抵抗もうまれやすいでしょう。
我々って、厄介な生き物ですね(苦笑)

有償の大切さ

だからこそ、有償でのセルフケアの時間って大事だと強く思います。
もちろん、ピアサポート的にタダでやることもあります。それも大事。
でも、お金を払ったこそ手に入れられる自分の時間、安心感という枠がとても大切だと感じます。
あと、お金を払っていれば、受け身な方々もcommitできる側面は増えるんじゃないかなとも思います。

自分達は相談しようっていう声かけをするのに、相談をしたくない民になる支援職の方々・・・。
気持ちはわからなくもないです。現実を否認したい、話してしまうことは離してしまうことでもあるので怖いなどなど、色々な気持ちが隠れているんだろうなと想像します。
ただ・・・気付いたら自分のこと放置しちゃってる人になりかねません。自戒も込めて。これについては以下で自分の考えを書いているのでご参考まで。

サービス内容・料金

全てオンラインZOOMあるいはメールで行います。
検査のSV、ケースのSV、職場についてやケースワークについてのコンサルテーション、検査結果の読み方を教えてほしいなどのご要望にお応えします。
また、自身がパワハラの被害経験者であり、非常勤兼務の転職流浪の民なのでそういったお仕事のご相談にも応じます。

【対象】

対人支援職(臨床心理士・公認心理師・スクールカウンセラー、学生相談カウンセラー・学校の教職員・看護師・言語聴覚士、社会福祉士、ケースワーカーなど)

【料金】

初回のみ60分8000円(10分までは延長可)
⇒1時間10分以降は1時間30分まで延長可能。
10分単位で1000円追加料金を頂きます。

料金は後払い、銀行振り込み。領収書お出ししております。

2回目以降は応相談。1回目で色々お話を伺った上で、サービスの内容と値段をご相談させていただければ幸いです。だいたい、8000円程度の価格になると思っていただければ十分かと思います。

単発の、オンデマンドの相談も可

【対象ケース】

病院やクリニックなど医療領域、学校などの教育領域で行われているもの

年齢は小学生~70代までのケース。

*CBTやSFAメインですという方は、私以外に相談していただた方がいいかと存じます。箱庭や描画などを扱っているケースのご相談にはのれます。

【対象検査】

・WAISーⅢ、WAISーⅣ、WISCーⅢ、WAISーⅢ

・描画法(バウムテスト、風景構成法、自由画など)

・投影法(SCT、PFスタディ、ロールシャッハ片口法)

おわりに

これで私が始めようとしていることが上手く伝わっただろうかと不安が残りますが…。
自身の研鑽も続けながら、少しでもみなさんに寄り添い、ほっとしていただけるように精進します。あとは、仲間と一緒にグループやったり、個人的には当事者である口唇口蓋裂に関わる方々の支援を何かしらの形で創り出していきたいと考えています。

なんだか、真面目に終わると自分らしくないように感じる…。
私と交流がある方は頷くでしょう(笑)最近はまってるDJスタイルで、ラストは1曲、ご紹介!!

平井大で、♪Life goes on!!!
文章読まなくてもいいので、この曲だけでも聴いてください。

「どんな時でも繋がっている~」「終わらないLife goes on」、今、難しい時を過ごし続けている同業者のみんな、孤独じゃない、とりあえず、「自分がんばってんな」って思って休日を楽しもう!

読んでいただいてありがとうございました。スキの回数増えると私のセルフケアになるのでご協力ください(笑)

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