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UFOが核ミサイルを過去何度も無効化したと、退役空軍将校らが記者会見

ワシントンD.C.にあるナショナル・プレスクラブでは、UFO問題に関する証言者記者会見が過去何度か行われていて、最も有名なものは、スティーヴン・グリア博士のUFOディスクロージャー・プロジェクトが主催した、2001年の記者会見だろう。
しかしそれ以外にも、2010年に7人の空軍退役軍人が、冷戦時代に核兵器施設にUFOが介入した事件を語り、当時はCNNが生中継もしたが、政府は反応を示さなかった。

だが今年2021年、UAPタスクフォースの報告書が6月に公開された事を受け、10月19日、改めて核兵器とUFOの関係について、4人の空軍退役将校が高齢を押して2時間の記者会見を開き、議会に対し正式な公聴会の開催を呼びかけた。

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会見では、多くの興味深いスライドも写されたので、確認されたい。

以下、The Debrief の記事からの部分訳。

ICBMが一斉オフラインに(1966-7)

核ミサイル基地で起きたUFO事件について、アメリカ空軍の退役将校達が、議会に公聴会を呼びかけている。

1967年3月24日、モンタナ州マルムストローム空軍基地の地下発射管制施設で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)10基がオフラインになった。
当時、核ミサイルの指揮官だったロバート・サラス元空軍大尉は、ICBMが操作不能になった時に現場にいたが、その時、地上の警備員から、施設のゲート付近に未確認飛行物体が浮かんでいるのを見たという連絡を受けた。
丁度8日前にも、マルムストロームの別の発射管制施設で、ICBM数基がオフラインになるという同様の事故が発生していた。
また、この事件の数ヶ月後には、ノースダコタ州マイノット空軍基地でも、UFOの目撃と同時にICBMが再び無力化されるという、ほぼ同じ事件が起きている。

会見に先立ちサラス氏は、「ここでの目的の一つは、一般の人々に情報を提供することです。
UFOは核兵器施設の上空で目撃され、一部の事例では、核兵器を無効化しました。」と述べた。

彼は、核施設で起きたUFO事件の実態に加えて、米国政府が公務上の機密として、そのような情報を国民から隠蔽している事に、懸念と非難を表明した。
しかし、今年6月の国家情報長官室(ODNI)のUAPに関する報告書は、この問題に対する政府の姿勢の変化を示すものではないかと、サラス氏は考えている。
「この現象が現実に存在することが、6月25日のODNIレポートで実際に認められました。
これは初めてのことです。今まで政府機関が認めたというのを聞いたことはありませんでした。
そして今や問題は、政府が何十年も、ほぼ70年以上前から知っていたことについて、我々に真実を話してくれるかどうかです。」と彼は Debrief に語った。

会見では、サラス氏と彼に賛同した3人の元軍人が、情報公開法によって
入手した公式文書から、彼ら自身の直接体験に関する証言に至るまでの、
証拠を提示した。
「我々は何かを証明しようとしているわけではありません。
単に我々が知っている真実を提示することだけを望んでいます。」
と会議の冒頭でサラス氏は述べた。


サラス氏がマルムストローム空軍基地に駐留していた同じ頃、元空軍大尉で核ミサイルの標的担当官だった、ロバート・ジャミソン氏も勤務していた。
ジャミソン氏は、1966年3月下旬のある晩、何機かのミサイルが何らかの理由で無効化されたため、オスカー・フライト発射施設まで160マイル移動する任務を負った。
「何であれ理由もなくミサイルが警戒態勢から離れた場合、何が原因であり、標的の情報が壊れたのかも分からないため、最初から完全に標的を定め直す必要があるのです。」と彼は説明した。

その夜にジャミソン氏が格納庫に行ってチームを集めたとき、仲間達から、その日の夕方に起きた異変について聞いた。
「何が起こったか聞いたか?」と、そのうちの1人が尋ねたことを、ジャミソン氏は思い出した。
モンタナ州ロイの保安官がUFOを目撃したと空軍に通報して来たと同時に、オスカー・フライトの10発のミサイルの、警戒態勢がオフになったという。
「何の理由もなく、10発のミサイルが警戒態勢から解除される? それまでそんな事は一度もありませんでした。」とジャミソン氏は述べた。
しかし奇妙なことに、丁度その1週間前、マルムストロームで、10基のICBMが同様にオフラインになるという事件が起きていたのである。

「私が空飛ぶ円盤すなわちUFOを見たことがなくても、我々のミサイルをノックダウンしたのだから、存在する事は分かっています。それは毎日起きるわけではありませんが。」とジャミソン氏は語り、
「それらは、我々の核兵器とその運搬方法に、非常に興味を持っています。
それが私が懸念していることです。それが我々が今日ここに集まった理由です。」と付け加えた。

核施設におけるUFO事件の歴史的記録

参加者の証言に加えて、歴史的文書やその他資料が紹介され、1945年1~2月にワシントン州パスコ海軍航空基地のF6Fヘルキャット戦闘機中隊に所属していた、J.G.バド・クレム海軍中尉へのインタビュー映像が含まれていた。
クレム氏は、飛行中隊の仲間のパイロットが、大きなオレンジ色の火の玉のような未確認飛行物体を目撃し、当時、米国のプルトニウム生産拠点であったハンフォード・サイトの近くで、迎撃しようとした事件を語っていた。
クレム氏にインタビューしたのは、会見参加者と同じくUFO目撃と核施設に関連があると主張している、研究家のロバート・ヘイスティングス氏で、その7ヵ月後にヘイスティングス氏は、1945年1月に軍のレーダーが、ハンフォードの上空を未確認物体又は航空機を追跡した事を確認したと思われる、機密解除された陸軍文書を入手した。

またサラス氏は、原爆関連施設にUFOが関わるようになった事件として、
物議を醸した1947年のロズウェル事件にも言及し、
ロズウェル陸軍飛行場は、第二次世界大戦を終結させた、広島と長崎への爆撃を行った、第509爆撃部隊の本拠地でした。当時、国内で唯一稼働していた原爆基地でした。」と説明した。

また、1947年にライト・フィールド基地の技術情報部長だった、
ネイサン・トワイニング将軍が、同年9月23日に「この現象は現実であり、空想や架空のものではない。」と記した覚書(トワイニング・メモ)も紹介された。
その後サラス氏は、海軍のUAPタスクフォースが2019年以降に収集したUAPの事例は140件以上あり、「おそらく物理的な物体を表している。」と述べている、ODNIレポート中の記述を強調した。
「これは国防総省によるかなり驚くべき告白です。確かにこれまでこのようなものは見たことがありません。しかし本質的に、1947年のあの文書に同意しているのです。」と、再びトワイニング・メモを参照した。

これに加え、過去数十年にわたり、国立公文書館および情報公開法を通じて回収された、UFO目撃と核施設との関係を裏付ける、追加の歴史的文書も提示された。

ヴァンデンバーグ空軍基地のUFO事件(1967)

元空軍中尉で、ミサイル・テストの撮影を担当していた、
ロバート・ジェイコブス博士は、ミズーリ州の自宅からリモート参加した。
「私は17年間、米空軍の隠蔽工作に加担していました。」と彼は語った。
1960年代に、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地で、光学機器を担当していたジェイコブス氏は、100人規模の部隊を指揮してミサイル打ち上げ時の撮影を行っていた。
「我々の任務は、すべての発射をカバーすることでした。」と彼は説明し、当時のミサイル実験の多くが失敗に終わっていたと詳しく述べた。
「多くのミサイルが発射台で爆発しました。技術者達はミサイルの問題解決の助けとなるよう、実験映像を確認出来ることを望んでいました。」

ジェイコブス氏は、ミサイル発射を側面から追加で観測するため、望遠鏡を山頂に設置できないか検討するために、ビッグサーに行くよう命じられた。
1967年9月14日、ヴァンデンバーグからアトラスDミサイルが発射されたが、彼はビッグサーの施設で望遠鏡の操作を手伝っていた。
それは、35ミリのミッチェル製映画カメラに接続されたイメージ・オルシコン管で、キネトスコープ撮影ができるようになっていた。
「望遠鏡に映っているものを我々は見られませんでした。」と、カメラ装置の仕組みからリアルタイムで望遠鏡を見ることが出来なかったと彼は説明し、「我々は、このミサイルが見えなくなるまで目で見ていました。」と語った。
打ち上げの録画に成功した後、映像は回収され、ジェイコブス氏はチームと共にヴァンデンバーグに戻った。

2日後、ジェイコブス氏は、ヴァンデンバーグ基地の当時チーフ・サイエンス・オフィサーだったマンスマン少佐のオフィスに呼ばれ、打ち上げの間に観測した事を説明するよう言われた。
「二人の男がいました。」と彼は回想した。
灰色のフランネルスーツを着た二人の男が、映写機が設置された部屋で彼とマンスマン少佐に加わった。
チームが観測した事をジェイコブス氏が説明した後、座って打ち上げの映像を見るよう言われた。

「最も驚くべきことが起こりました。」とジェイコブス氏は、計画された段階を通過して行くミサイルを見ていたのを思い出しながら言った。
ミサイルは時速8000マイルで飛んでいました。
突然、フレームの中から、我々のミサイルが進んでいたのと同じ方向から物体が入ってくるのが見えました。
この物体は飛び込んで来て弾頭に追い付き、弾頭の上部を回って、弾頭上部にビームを照射しました。

それは弾頭の前に回り込みました。
思い出して下さい。時速約8000マイルで移動しているのです。
もう一度ビームを照射し、弾頭の下方に降りて、もう一度ビームを照射しました。
入ってきた時と同じコースを回り、もう一度ビームを照射して、そして入って来たのと同じコースでフレームから飛び去りました。
その時、弾頭は宇宙から転落しました。」
(訳注: 会見動画40分目に再現アニメ。)

ジェイコブス氏は、物体が何であるか尋ねられたとき、彼らがフィルムがUFOを捕らえたように見えたと、上官に言った。
彼はその事件について、決して口外しないように言われた。

「それは空飛ぶ円盤のような形をしていました。
どうしてあんなことが起こったんだ? あんなものがあそこにあったんだ。
私はそれを見たんだ、フィルムに映っていたんだ。
私に起こったことは、私の世界が変わったということです。」
とジェイコブス氏は振り返る。
「私の世界観は変わりましたが、私は黙るように命令されていたので、黙っていました...
事実、米空軍の隠蔽工作の一部でした。」

数年後、深夜のラジオ番組の司会を務めるようになったジェイコブス氏は、やがて放送で自分の体験を語るようになった。
彼はその後何年もの間、脅迫的な電話の形で嫌がらせを受け、最終的に、Aviation Week & Space Technology 誌の元上級編集者であり、UFO懐疑論者で知られるフィリップ J. クラス氏から苦情の手紙を彼の上司が受け取った後、ウィスコンシン大学での仕事から解雇された。

ODNIレポートには何が書かれていて、何が書かれていないか?

元空軍大尉のデビッド・シンデレ氏も、自らの体験を語った。
彼は1966年9月、ノースダコタ州マイノット空軍基地に駐留するミニットマンICBMの発射管制官兼、発射クルーの副司令官だった。
そのとき、正門のすぐ外で未確認航空物体がホバリングしている間に、10発のICBMミサイルがオフラインになるという事件に巻き込まれた。

シンデレ氏は、その時の自らの体験を語るとともに、今年初めに海軍のUAPタスクフォースが発表した報告書の評価が、歴史的に見て限られた範囲のものである事に不満を示した。
「はっきりさせておきたい事があります。ODNIレポートは、特に指示・要請されていた、UAP/UFO問題の本質に効果的に対処していません。
未確認航空現象に関わる事件に、軍は何十年も関与してきました。」

また彼は、核施設におけるUFOが関与した歴史的事件における他の関係者が、政府への誓約のために、何十年経っても名乗り出て体験を話そうとしないと述べた。
「我々は皆、自分達の誠実さを誇りに思っていますし、空軍はそのおかげで我々を信頼してくれました。
しかし空軍は、議会やアメリカ国民に対して誠実ではありませんでした。
空軍は、UFOは存在しないし、国家安全保障の脅威にもならないという声明を出し続けています。
私は約40年間、この2つの嘘の人質になっていましたが、そろそろ真実が明らかにされてもいい頃です。
議会と情報機関には責任があります。他の関係者は、真実を押しとどめる重荷から解放されなければなりません。」
とシンデレ氏は述べ、
「私は、ODNIがその報告書をもう一度見直すことを謹んで提案します。
なぜなら、私は議会の公聴会で、すべてについて証言することを厭わないからです。」
と付け加えた。

ナショナル・プレスクラブでの会見でスピーチした、サラス氏やジェイコブス氏などの退役軍人達にとっては、これらの事件が、米国政府だけでなくメディアからも真剣な注目を集めるべき時であった。

ジェイコブス氏は、ミズーリ州の自宅から、
「我々が今日ここに来たのは、これが現実であるということを伝えるためです。マスコミの皆さんは、それを調べ、物語を語り、正しく伝える必要がある。」
と述べ、さらに、6月のODNIレポートには、政府機関が収集したUAPの過去のデータを、海軍のUAPタスクフォースが、今後アクセスできるようにするという指示は記されていなかった、と付け加えた。

UAPタスクフォースは、歴史的UFOデータを見直すか?

7月下旬、上院情報特別委員会で2022年度情報認可法(IAA)が可決された事について、Debrief は以前報告している

この法案は、インテリジェンス・コミュニティ(IC)のさまざまな部門に、資金と法的権限を割り当てるもので、法案可決後、委員長の
マーク・ウォーナー上院議員(民主党)の事務所が発表したプレスリリースによると、
UAPタスクフォースの作業をフォローアップして、未確認航空現象(UAP)を評価するためのICの取り組み」についても概説している。

現行法案では、過去90日以内に報告されたすべてのUAP事例に関する情報を、四半期ごとに報告することを求めている。
また、「過去90日以外の期間に発生したが、以前の報告書に含まれていなかったUAP関連事件のすべての報告」も含めなければならないとしている。

これに、1952年3月から1969年12月17日まで米空軍が長期にわたって行った、UFOのシステマティックな調査である「プロジェクト・ブルーブック」のような過去の取り組みで収集された、歴史的情報が含まれるかどうかは、まだ不明である。
しかし、この法案には、空軍の国家航空宇宙情報センター(NASIC)の参加を示す文言が含まれている。
その部隊は、外国の空と宇宙の脅威に関する軍事情報の分析を任務としているので、これはプロジェクトブルーブックが終了して以来初の、UAP調査への空軍の正式な復帰を意味していると思われる。

また、下院情報委員会で承認された、2022年度IAA(H.R.5412)の法案中にも、UFOに関連する同様の文言が登場しており、2021年9月30日に超党派で可決された

このような最近の立法努力は、ワシントンの多くの政治家が、UFOの問題を真剣に受け止めていることを伝えているが、ジェイコブス氏は、彼と彼の仲間の軍人達が目撃した出来事は、もっと広い意味を持っていると語った。
「これは政治とは何の関係もない。」と彼は言った。
「これは現実の出来事です。人類史上最も重要な出来事だ。」
ジェイコブス氏のような目撃者にとって、長年に渡り核施設やその他の場所で報告されてきた、UFO事件の背後にある意味は、明確かつ深遠なものである。
"We are not alone" と彼は言った。

2010年にも

記者会見後、クリスティーナさんによる、サラス氏へのインタビュー。

私たちは元空軍の4人で、全員がUAPすなわち未確認航空現象の目撃者です。そして皆、核兵器施設に関わるUFO関連体験の持主でもあります。

このライブストリームは、今確認したところ、少なくとも2万回既に再生されていました。その点では、とても成功したと思います。
世界中の軍事施設にニュースを配信している、Military.com の方々にも来て頂きました。
また、ワシントンタイムズの一面に記事が掲載されたと思います。

そして明日の朝、私は議会の代表者と話す予定です。
また、情報委員会メンバーのもう一人の議員にも話をする予定で、少しずつ前進していると思います。
このように、全体的には成功だったと思います。

(Q) 記者会見で取り上げられた未知の破壊的技術の中で、最も憂慮すべきケースはどれだと思われますか?

私が調査したのは2つのケースだったと思いますが、私ももちろんその1つで実際に体験しました。
1967年3月16日、UFOが目撃されている間に、すべてのミサイルがシャットダウンされた事件です。
監視施設の発射制御施設の司令官と副司令官を含む、それらUFOの複数の
目撃者がいました。
それはエリック・カールソンとウォルター・フェイゲルで、この二人はまだ生きていると思います。ウォルターはこの3ヶ月間に話をしたので。

1967年3月24日の私のケースでは、8日間のうちにUFOがやって来て、計20発の核ミサイルを無効化しました。
そして、1966年9月下旬にデイブ・シンドラーが体験した事件を含めると、6ヶ月以内に30発の核ミサイルを無効化したことになります。

これが、私たちが伝えたい重要なポイントの一つでした。
それは、これらの物体は実際に存在するということです。
それらには能力があり、我々のシステムの仕組みを完全に理解しています。
我々の最も危険な兵器を停止させる能力を持っているのです。

(Q) 議論された多くの事例の時代と、制御や誘導に使用される電子技術は、今大きく異なっています。
あなたの意見では、その遠隔の電子的影響の効果による未知の破壊的技術は、現在の技術に対しても同じように破壊的である可能性があると思われますか?

確かに。空軍は現在のシステムに保護機能を追加しようとしていると思います。
空軍の考えでは、これは電磁パルスのようなもので、外部ソースから信号が送られ、内部ソースを混乱させるというものでした。
今ミサイルの誘導には、高度なGPS誘導ナビゲーションシステムなど、他の方法を使っていると思います。

しかし、繰り返しになりますが私は、これら地球外物体の技術は、我々が今想像できるものより遥かに進んでいると推測しています。
それらは、我々の兵器システムをどれだけ詳細に理解しているか、何度も証明しました。
ですから、それらは私たちの新しい兵器システムがどのように機能するのか、非常に詳細に理解することができると思います。
賭けてもいいですが、それらはそれらを無効にする方法を見つけ出していると思います。
実際、2018年までに発生した可能性のある事件の証拠と目撃がいくつかあります。

2010年には、ワイオミング州フランシス・E・ワーレン空軍基地で、50基の核ミサイルが一時的にダウンした事件がありました。
空軍は単なるコンピュータの不具合だと言っていました。
しかし、そうではないという目撃者もいて、彼らは近くに大きな飛行船のような物体を見ました。

これがあなたの質問の答えになると思います。
彼らは非常に進歩しているので、現在の最高の技術をもってしても、1967年に彼らがしたことを、繰り返すのを止めることはできないと思います。

(Q) 最近、国防総省や上下院議員がUFOの話題を真剣に扱っています。
今後、どのようなことを希望し期待していますか?

昨日、私たちが成し遂げたことの一つは、空軍の沈黙が目立っていることを指摘したことだと思います。
私たちは皆、元空軍の目撃者です。空軍が関わった多くの事件を調べました。目撃者が名乗り出ようとしなかったために、話さなかったものも沢山あります。
だから少なくとも、空軍は非常に居心地の悪い立場に置かれていると思います。私たちの証言に応えなければならないでしょう。
少なくとも私は、昨日の証言について質問する、勇敢なジャーナリストが現れることを願っています。

基本的には、議会が公聴会の開催を真剣に検討することを期待しています。
そのために私は、今後数ヶ月の間に、公聴会を開催するよう働きかけるつもりです。
そうすれば、アメリカ国民の前でより多くの証人の証言を得ることができます。

そして、私たちは今、彼らを追い詰めていると思います。
これは悪い意味ではなく、議会が対応に追われているということです。
私たちはそのための努力を続けるつもりです。

(Q) 過去に同様の会見を行ったときと比較して、現在の状況について何か付け加えたり、最後に思うことはありますか?

2010年と2013年のカンファレンスでは、今のようにODNIレポートが、
「これらは現実であり、現実の現象である。」
と具体的に述べているような状況ではありませんでした。

私は、それが想像上のものではないと言う時だと思います。
つまり彼らは、何が起こっているのかについて、沼地のガスだというような説明から離れました。
(訳注: 1966年3月に起きたミシガン州のヒルズデイルUFO目撃事件について当時、プロジェクト・ブルーブックのハイネック博士が、沼地のガス発火が原因と説明した。)

そしてそれは、これが本物であると公に認められるまで、そのような事は聞いたことがないと言う事ではありません。
我々はこの問題の真相を究明しなければなりません。
それが国家安全保障上の問題なのか、安全上の問題でないのかを、明らかにしなければなりません。

ですから、もう後戻りはできないと思います。
私の意見では、一旦、政府がこの事実を認めてしまえば、後戻りして無視することは不可能だと思います。

AATIPと、核施設上空のUFO

米陸軍防諜捜査官から国防長官府の元職員になった、ルイス・エリゾンド氏は、航空宇宙関連の脅威を調査する国防総省のグループに参加していたが、彼のプログラムは、核施設でのUFO事件を認識していたと語った。

彼は、Debrief の最近のインタビューで、
「高度航空宇宙脅威識別プログラム(AATIP)は核との関連性を認識していた。」と語り、AATIPは当初、これらの事件に関連する情報の多くに直接アクセスできなかったが、1940年代以降に発生した核基地でのUFO事件を記録している、前述のロバート・ヘイスティングス氏の著書『UFO & NUKES: 核兵器サイトでの異常な遭遇』に助けられたと付け加えた。

「我々がアクセスできなかった情報は沢山ありました。しかし、ロバート・ヘイスティングス氏がアクセスしていた事が分かりました。
彼は核の関連性についての1冊の本で、素晴らしい仕事をしました。
そして我々は、彼がインテリジェンス・レポートを通して言っていた事を、正確に検証し立証できました。」とエリゾンド氏は語った。

★ 補足

特にヴァンデンバーグ空軍基地のUFO事件については、他の事件と性質が違うこともあり、UFO研究家の間では有名なのだが、問題のフィルムが出て来ないので、懐疑的な見方もあるのは仕方がないかもしれない。

だが事実としてアメリカとソ連は、1958-1962年に、高高度核爆発(HANE)実験を計18回行っており、最も有名なのはスターフィッシュ・プライムと呼ばれた米軍の水爆で、赤い人工のオーロラ写真も残っている。

1963年に部分的核実験禁止条約が締結されたので、ジェイコブス氏が撮影したのはダミー弾頭なのだが、それでもUFOが干渉して来たという話なのだろうか。

だが実はそれより以前に、もっと凄いUFO事件も起きていたという未確認情報もあり、それは拙ブログの方で書くので、もしご興味あれば。


以上、私の記事を初めて読まれた方は、マガジンの過去記事も参照してください。

サポートのほうも、よろしくお願い致します。

UFOと宇宙問題について長年学んでまいりました。出来るだけ多くのかたにお知らせしたいと思っておりますので、ご協力いただければ幸いです。