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イスラエル退役准将が暴露した"火星基地"の元ネタ

トランプ大統領がどうやら戒厳令を見送った事で、決着は年越しになりそうな気配だが、ここに来てオリンピック中止(延期)を的中させた世見の松原照子氏が、トランプ再選はないと昨年予言していた事が発覚し(本人も忘れていたとか)、少々ショック受けてます。
これだけ証拠が出て来ている中で、もしDS側が押し切る事態になれば、まさに Economist の表紙通り、アメリカは国家分裂の危機に陥るのでは。
LJさんと日英サイキック対決?とか言っている場合じゃないかも。

さて、またイスラエル発ディスクロージャーの件の続きになるが、ExoPolitics.org のサラ博士の追跡調査では、イスラエルにおけるエシェド博士の人物評価に問題はなく、ニュースサイトの翻訳段階での誇張などもないようなので、やはりペンタゴンUFO動画と同様に、発表した目的なども含めて、今後真面目に受け止めなければならない問題になりそうだ。
ただ自分としては、今のところ検証のしようがない銀河連合云々よりも、歴代アメリカ大統領が地球外文明と交渉して来た事や、火星の秘密基地の存在に言及した点に注目したい。

火星に行った人達

まず、50代以上の世代には懐かしいだろう「第三の選択」(1977)というテレビ番組については、以前の記事でも紹介しているが、米ソ共同の火星探査機が1962年に既に火星に到達し(NASA公式探査成功の2年前)、空気や生物の存在を確認したという再現ドラマだった。

その後、アポロ計画の裏側で、密かに有人火星探査も行われて基地が建設されたという話もあるらしいが(一説にはナチスの残党)、一方で、宇宙船を使わず、テレポーテーション技術により火星に到達したという説も、UFO研究界では根強い。
そのおそらく最も有名な元ネタは、1992年からプレストン・ニコルズらが出版した「モントーク・プロジェクト」シリーズと思われる。

その極秘計画は、映画化もされた有名なアメリカ海軍の1943年のテレポーテーション実験、「フィラデルフィア・エクスペリメント」(別名プロジェクト・レインボー)に端を発したとしているが、この実験は現在では、レーダー・ステルス技術開発をもとにした都市伝説だという事になっている。
それが、50~60年代にオルゴン・エネルギー(懐かしー、笑)研究のフェニックス・プロジェクトと融合し、1970年代にはマインド・コントロールや超能力研究のモントーク・プロジェクトとさらに融合して…というストーリーで、タイムトラベル技術なども開発されたというが、1983年に事故により計画は中止。
その直前に火星の人面岩近くのピラミッドとの星間移動装置も実現していたとされ、はっきり言って色々な話を都合よく繋ぎ合わせたという印象が拭えないものの、ネットの世界では結構拡散されているようだ。

ちなみに、そのいわゆる「スターゲート」のアイデアは、SFとして映画・シリーズドラマ化され人気を博したが、これは1968年の名作SF「2001年宇宙の旅」のクライマックスにも既に登場している。

ところが2008年になって、ジャーナリスト、編集者で環境保護に関わる弁護士でもある、アンドルー・バシアゴ氏(2016年の米大統領選にも立候補)は、"The Discovery of Life on Mars"という180頁のレポートを出し、NASA火星探査機の多くの写真を証拠として示しながら、火星の生命および人間の存在を開示するよう政府に要請した。
また、研究団体 Mars Anomaly Research Society (MARS) を設立し、氏が幼少~青年期に「プロジェクト・ペガサス」と呼ばれるCIAの計画でタイムトラベルを体験したり、「火星ジャンプ・ルーム・プログラム」では火星に40回行ったと明かした。
その時期は1981~3年とされ、ニコルズらが主張したモントーク計画の時期と一致しているのは興味深い。
また、青年時代のオバマ前大統領が計画に参加していたという話まで飛び出した事から、当時のホワイトハウスがわざわざ否定発表をする羽目にもなった。

これを補完する形で、自分もその計画に何度も誘われたと主張したのが、宇宙人と直接交渉していたと言われるアイゼンハワー元大統領のひ孫、ローラ・アイゼンハワー氏である。
ただその経験のせいかどうか、オカルト、スピリチュアル的な主張をもつ人であるのも確か。

だがその後も、同様のリークをする人が何人も現れた

リークの内容はやや異なるが、Gaia TVの「コズミック・ディスクロージャー」で有名になった、コーリー・グッド氏もその一人だろう。(サラ博士とリモート会議していた人)

実際の「スターゲイト計画」とは

以上の話は、タイムトラベルが出てくる時点で、かなり信憑性に疑問を持たざるを得ない。
昔と違い現代の物理学では、タイムトラベル自体は否定されていないが、宇宙船の開発の方がよほどた易いだろう。
では、まるきし作り話なのかというと、そうでもなさそうなのだ。

Wikipediaにも載っているが(英語版の方が詳しい)、「スターゲイト・プロジェクト」とは、リモート・ヴューイング(RV、遠隔透視)をスパイ活動に利用するためのアメリカ陸軍の計画で、スタンフォード大学が設立したSRIインターナショナルにより実施されたのは、CIAの情報公開サイトで今は誰でも確認できる。
その被験者第001号と言われる、有名なジョゼフ・マクモニーグル氏はメディア出演も多く、その透視能力は高く評価されている。
また研究者として参加していた、Harold Puthoff 博士は今、ペンタゴンUFO動画をリークしたTTSAの共同設立者になっている。

ここで、たま出版の韮澤社長の「宇宙人はなぜ地球に来たのか」によると、そのSRIでは、RVで月や火星の実態を探る透視実験も行われていたという事で、その被験者中には、ユリ・ゲラー氏もいた(CIA公開文書からも明らかになっている)というから、いかにもありえそうな話だ。

実際、ボイジャーより先に木星に輪がある事を透視していたという、インゴ・スワン氏は有名。

しかし、こういう軍事計画の情報が漏れ出す過程では、すべて本当の事を言ってしまうと、最悪こういう事態にもなりかねないので(!)

話をわざと荒唐無稽に"盛って"、SFまたはオカルトですと言い訳できるようにするというのは、リークの常套手段と思われる。
(中には食べていくために話を作り続ける人もいるだろうけど。)
あるいは、実際は「第三の選択」の継続で、秘密宇宙船により火星進出を進めている事を偽装工作するために、火星に行って来たという偽の記憶を被験者に洗脳マシンで植え付けて、それをわざとリークさせるような事も行われたのかもしれない。それなら年齢が若い方がやり易いだろう。
(これは、宇宙人にさらわれたと言っている人にも、使われている可能性がある。)

ただ、その舞台が何故「火星」なのかについては、韮澤さんの著書などをじっくりと読まないと、なかなか理解が難しいかもしれない。

それはともかく、今回のイスラエルからの暴露が、ディスクロージャーを進めようとしているのかどうかまだ分からず、大統領選の結果次第では、官製(偽旗)ディスクロージャーに誘導される可能性もある。
子供騙しのようなプランデミックすら見抜けない地球人類は、よほど気を付けないと簡単に騙されてしまうかもしれない。​

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