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フォン・ブラウンが予言した!?5つの「偽旗」戦争 ④

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アメリカ宇宙軍は何と戦うのか

 昨年創設されたアメリカ宇宙軍、すなわち、11番目の統合軍である、United States Space Command (USSPACECOM) (2019年8月29日編成) および、6番目の軍種としての、United States Space Force (USSF) (2019年12月20日創設) は、一般にはトランプ大統領の発案と考えられているようだが、それは事実と大分違っている。

まず統合軍 USSPACECOMの方は、既に1985~2002年に陸海空軍などで編成されていたのが、昨年再編成され、新しくできたUSSFも組み込まれた、が正しいようだ。
またそのUSSFは、クリントン政権末期に米宇宙委員会から議会に提案されていたが、911同時多発テロ発生により立ち消えになっていたのを、2017年にトランプ政権が再提案したもの。

その設立目的はというと、マスコミではトランプ大統領の人気取りというような偏向した解説が多いが、前出ExoPolitics.orgのマイケル・サラ博士によると、昔からペンタゴンに何兆ドルもの使途不明金があって(それが明らかになった翌日に911テロが勃発)、それにより墜落UFOをリバースエンジニアリングして、TR-3Bなど地球外技術によるクラフトを造っていると思われ、さらにディープステート(DS)がそれを独占して、いわば"私設宇宙軍"さえ持っている疑いがあるという。
それを政府が探ろうとしても出来ないように長年の間、様々な法律の壁を作る工作活動もしてきたのだろう。
そこでトランプ政権は、各軍種に分散していた宇宙インフラを一つにまとめて、DSから取り上げようとしているのかもしれないと。
(トランプ大統領は国連演説や自らの集会で「グローバリズムを拒否する」とたびたび明言している事から、早くからDSと対立していた事は明らか。)だが、インテリジェンス・コミュニティーと呼ばれる、情報機関群が握っている宇宙インフラもあるようで、まだその統合までには至っていないらしい。
DS側が死守しようとしているのだろうか。

南極、火星の謎

また完全にSFめいた話になるが、過去の使途不明予算の中には、ナチスの残党、いわゆるドイツ第四帝国南極の秘密基地から火星に移すためのプロジェクトを、アポロ計画の裏で実行するのに使われた疑いもあるという。
それを暴露しようとしたのが、1977年にイギリスで放映された「第三の選択」というテレビ番組だったのかもしれない。
後に日本でも矢追純一氏によってテレビで紹介され、当時かなり話題になった。

(上の動画では本編は最初の50分と少しで、あとはリピート。放送版からカットされている部分もあるらしい。今見ると、演出による再現フィルムの部分が多い気がするが、エイプリルフールのエンタメ用としては手が込みすぎている。)

だが実際、1946年末からバード少将の指揮で行われた南極でのハイジャンプ作戦で、アメリカ海軍が海中から出現した謎のUFOに完敗したという有名な話もあるので、あながちSFとは決めつけられないのである。
(ドラマ「プロジェクト・ブルーブック Season2」最終回で取り上げられた「メインブレース演習」も類似した事件。)

フォン・ブラウンの真意とは

 ではナチス出身で、亡命後はアポロ計画の牽引役だったフォン・ブラウンによる予言、というより警告は、どういう意味があったのだろうか。
サラ博士によると、ひとつの考え方としては、DSとの交流で知った長期の陰謀計画を、アメリカへの恩返しとして後世に伝えたかったというもの。
一方、フォン・ブラウンがDSの一員あるいはナチ残党の二重スパイだったと仮定すると、正式な宇宙軍は邪魔になるから、創設を妨害して遅らせるために、米国民に宇宙兵器は浪費だと思わせたかったという見方も成り立つ。
ロジン博士はまんまとそれに乗せられてしまったのだろうか。
ちなみにアメリカに亡命したドイツ人科学者は大勢いたので、フォン・ブラウンではなくても、ナチスに忠誠を誓ったままの二重スパイが紛れていたとしても不思議ではないだろう。

 そしてさらなる疑問は、創設された米宇宙軍の仮想敵が、中国やロシアなど他国の宇宙軍だけだろうかという事。
(各国の宇宙軍の現状については、令和元年版の防衛白書に報告あり。)
確かに、地球外技術による宇宙兵器を所有している疑いが大きいのは、やはりロシアと中国になる。
特に中国は最近DSとの関係が深くなっているとの事で、米露から秘密技術が流れている可能性も高いという。
またロズウェル同様のUFO墜落事件が、1994年に中国で起きたという情報もある。
サラ博士も最近は、中国による"スペース・パールハーバー"を懸念しているようだ。
宇宙軍はトランプ大統領の指揮下にあるかぎり、偽旗であれ本物であれ、そのような攻撃を未然に防ぐのが役割という事だろう。
(宇宙軍の2021年度予算が、妨害なのか議会で揉めていて、まだ通っていないのがやや心配だ。)

 そのような現状の中、果たして第4、5の予言、偽旗アルマゲドンやエイリアン侵略戦争は起きるだろうか。
勿論、起きない方がよいのだが、今のところ、ありとあらゆるシナリオが考えられ、必ずしも宇宙兵器と超ホログラム、世界的な情報操作(パンデミックは予行演習かも)による、人類への偽旗攻撃になるとは限らない。
たとえば聖書に予言されたキリストの再臨を演出して、天使のような宇宙人が現れ、地球人はひとつに纏まるべきとか何とか呼びかけるかもしれないという。
それに答えよという世論に応じる形で、実態はDSである地球連邦政府のような組織体が作られ、全人類をAI+5G/6Gで監視支配しようとする可能性だって十分考えられる。
(聖書には偽キリストが何人も現れるから、ついて行くなとも書かれている。)

 あるいは、火星から第四帝国人が帰還して本物の戦争になるのかもしれない。(ガンダムシリーズにそんな話あったような。)

 ただ偽旗に関しては、地球外生命体の偽の脅威は「最後のカード」だとフォン・ブラウンがロジン博士に念押ししたというのが本当なら、DSにとって世界統一支配の機が十分熟したと判断できる時までは起きないのかもしれない。
しかし、近年の米軍等に対するUAP出現多発が、もし墜落UFOをリバース・エンジニアリングした機体だとすると、既に偽旗宇宙戦争を始めていると考えることもできる。
宇宙戦争というと、ある日突然、UFOの大編隊が攻めてくるというイメージが、SF映画によって大衆に刷り込まれているが、もし偽旗ならば、散発的な侵入が何年、何十年も続くというシナリオの方がやり易いし、DSの利するところも大きいだろう。


 今回はサラ博士の受け売りのような記事になってしまったかもしれないので、最後に別の見解も紹介しておくと、たま出版の韮澤社長の著書「宇宙人はなぜ地球に来たのか」(2011) によると、DSのさらに裏で暗躍しているのは、ずばり●星人の主流派だという。
また、(おそらくDS配下の)"地球防衛軍"が、友好的な宇宙人のUFOが地球に来るのを長年妨げていたと、かなり以前から主張されていた。
とすると近年UFOの目撃が増えているのは、トランプ大統領の登場でDSの力が弱まったせいもあるかもしれない。

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 その他色々な情報も考慮すると、いずれにせよあと10数年のうちには結果を見る事になりそうだ。
アルテミス計画による次の有人月面探査がターニング・ポイントかもしれない。

(ひとまず連載終わり)

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